大原優乃&寺本莉緒&石田桃香&安藤咲桜「“大人向けの特撮ドラマ”という新ジャンルを切り開いていけたら」

特集・インタビュー
2021年04月01日

◆撮影で大変だったこと、楽しかったことを教えてください。

安藤:私たちコマンダーは、結構な装備を付けているんです。ヘッドフォンをして、ウィッグを着けて、カラーコンタクトをして、さらに今まで着たことのないような衣装だったので最初は戸惑いがありました。ウィッグを着けている時点でも頭が締め付けられるんですが、さらにヘッドフォンをしているので、もっと頭が締め付けられるんです。

石田:シャーロットはツインテールだったから、ほかのキャラクターよりウィッグが2倍ぐらい重たかったんです。撮影の終盤になってくると、ウィッグが後ろに引っ張られてしまって、オン眉になってきて…。メイクさんたちが私の頭を必死に抑えてくださって、私も何とかしてオン眉を防ごうと力を注いでました(笑)。

安藤:そうだったね。ヘッドフォンをしていると周りの音も結構遮断されてしまうので、監督さんの指示がよく聞こえなくて、「すいません、もう1回言ってください」みたいなアクシデントもありました。

大原:確かに、あったね。

寺本:コマンダーはプレイヤーの方と一緒に撮影をする時間が少なくて、プレイヤーたちが戦っている姿が画面に出ているはずなんですけど、撮影中はその映像がなかったんです(笑)。なので、すごく熱を込めたり、何か言われているんだろうなっていうのを考えながら演じるのが難しかったですね。

安藤:距離感がつかめなくて、よく壁にぶつかったりもあったよね。特にデイジーは右目が隠れていたので、右後ろから話しかけれられるとビックリするっていう、初めて死角を体験して大変でした。でもそういった新鮮な体験をさせていただいたっていうのはすごく楽しかったですし、趣味でコスプレもするのでワクワクしました。撮影中も「自分の趣味が仕事でできるって幸せだな」って思いながら挑んでいました。

大原:手袋をしていて素手が出ていなかったので、スマートフォンの指紋認証や台本のページを1人でめくることができなかったんです。小春役の(白石)聖ちゃんに「ごめん」って言って、あうんの呼吸でページをめくってもらってました(笑)。

石田:コマンダーのみんな4人で撮影するところは、それぞれのキャラクターが等間隔に並んでいるのが俯瞰で見ていてもずっと慣れなくて。みんなカットがかかって、「お疲れ様です」って言った時の人間に戻る瞬間というか、そういう表情を私はこっそり見て楽しんでました(笑)。

大原:夏に撮影をしていたこともあって、猛暑との戦いもありました。皮で作られているボディースーツなので、熱がこもってしまうんです。特にアリスは指令室だけでなく、みんなが戦っている学校でも撮影することが多かったので、その時は5人ぐらいのスタッフさんが円になってあおいでくださったりして、本当に支えてもらいながら、撮影をさせてもらいました。

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