テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」がスタート。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第3回は4月8日(木)スタートのドラマ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)に出演する奥平大兼さんが登場!
◆『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)出演に関して、オファーを受けた時の心境を教えてください。
まず、またドラマに出演できることへの喜びを感じました。前回出演させていただいたドラマ『恋する母たち』で撮影の大変さを知り、俳優としての自分自身の課題も見えていたので、また違う作品の現場で違う役柄を演じたらどうなるのかなとすごく気になっていたんです。お話をいただいた時はとてもありがたく思いましたし、僕が演じる純はこれまでに演じたことのないタイプの役柄だったので、また新たな挑戦ができるといううれしさもありました。
◆脚本を読んだ感想はいかがでしたか?
僕の勝手なイメージなのですが、ラブストーリーに登場する男性は常にキラキラしている存在だと思っていたんです。でも主人公の清一郎はとてもキラキラしているとは言えない人物で…(笑)。僕が演じるのは、そんな清一郎の弟である純の高校時代。台本を読んで、彼が過去にどんなふうに生きてきたのかというバックグラウンドや登場するキャラクターたちとの関係性が面白いなと思いました。過去に純が清一郎にどんな影響を与えたのか、そして吉岡里帆さん演じる愛子とどんな出会いをしたのかなどにも注目して見ていただけたらうれしいです。
◆純を演じる上で意識していることはありますか?
明るさです。兄弟とはいえ、暗めな清一郎とは正反対の性格なので、兄を振り回すくらいの勢いで思い切り演じられたらと思っています。また、純は一つのことに集中すると周りが見えなくなるタイプでもあるのかなと思ったので、仕草や行動でも清一郎との違いを表現していけたらいいなと思います。
◆ご自身と純を比べて、似ている部分と違う部分を教えてください。
純はクラスの人気者でいつもみんなの中心にいるような明るいキャラクターなのですが、普段の僕はすごく明るいわけではないし、コミュニケーション能力も高くないので、あまり似ているところはないような気がします。もし似ているところがあるとすれば、一つのことに夢中になるところ。僕もやりたいことがあると、周りが見えなくなってしまうのでそこは近い部分かなと思います(笑)。
◆本作は「第44回日本アカデミー賞」新人俳優賞、「第94回キネマ旬報ベスト・テン」新人男優賞、「第63回ブルーリボン賞」新人賞、「第30回日本映画批評家大賞」新人男優賞受賞後、初めての出演作となります。大きな賞を受賞したことで心境に変化はありましたか?
僕はこれまで自分の演技に対して自信がなかったんです。演じることへの楽しさはありましたが「これで大丈夫なのかな」と不安に思うことが多くて。自分が考えて演じた成果を発揮できているのか心配でしたが、こうして評価をしていただけたことによって自信が持てたような気がします。一番最初に出演した作品を評価していただけたこともありがたいですし、もっともっと頑張ろうという気持ちになりました。
◆最後に、将来の夢を教えてください。
僕はまだ演技経験が少ないので、まずはいろんな作品に出演して、さまざまな現場を経験したいと思っています。その経験を通して、演じる上での得意・不得意を理解して「こうしたい」「こうなりたい」という将来の夢や目標を作っていきたいです。
PROFILE
●おくだいら・だいけん…2003年9月20日生まれ。東京都出身。O型。映画「MOTHER マザー」で俳優デビューを果たし、第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞をはじめ新人賞4冠を達成。ドラマ初出演となった『恋する母たち』以降、二作目の出演作となる『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)が4月8日(月)より放送。
番組情報
『レンアイ漫画家』
フジテレビ系
2021年4月8日スタート
毎週(木)後10時~10時54分
初回15分拡大 10時~11時9分
<キャスト>
鈴木亮平、吉岡里帆
眞栄田郷敦、岩田琉聖、小西桜子、白石隼也、松大航也
奥平大兼・竜星涼、木南晴夏・片岡愛之助
<スタッフ>
原作:山崎紗也夏『レンアイ漫画家』(講談社モーニングKC刊)
脚本:松田裕子
音楽:末廣健一郎
演出:石川淳一、小林義則、淵上正人
編成企画:佐藤未郷、江花松樹
プロデュース:小林宙
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/renaimangaka/
公式Twitter:@renai_mangaka
公式Instagram:@renai_mangaka
●photo/干川修 text/佐久間裕子