◆ジャスミンは特に多くの出演者と共演していましたから、撮影も大変だったのでは?
確かに大変さもありましたが、毎日が刺激的でした。なんと言っても、これほどアドリブの多い現場もありませんしね(笑)。
◆北さんもたくさんアドリブを?
入れてます! そもそも皆さんが台本にないことばかり言ってくるので、アドリブで返すしかないんです(笑)。その意味では、大先輩方にすごく鍛えていただきました。実を言うと、オーディションの時から結構な数のアドリブをスタッフさんから振られていたんです。なので、“もしかしたら、そういうのが多い作品なのかな”とは思っていたのですが、まさかまさかで、想像以上の量でしたね(笑)。
◆(笑)。ではあらためて、北さんにとってこの『バイプレイヤーズ』はどのような作品になりましたか?
私は12歳のころから役者のお仕事をさせてもらっているのですが、いろんなオーディションに落ちて、気持ちが落ち込むことも何度もあって。そんな私が19歳の時に参加させていただくことになったのが、この『バイプレイヤーズ』なんです。このドラマに出演し、元祖の皆さんと共演できたことで、“役者のお仕事ってカッコいい!”とあらためて思いましたし、できることならずっと続けていきたいと思うきっかけをくださった作品でもあるので、今は本当に感謝しかないです。