◆それはすごい体験ですね。また、この『バイプレイヤーズ』は放送開始直後から女性からの人気も高く、話題となっていました。そうした思いがけない評判に関してはどのように感じていらっしゃいましたか?
遠藤:確か、シーズン1の時から “かわいい”と言われ始めたんですよね。だからか、2のころはすごく衣装にこだわるようになりましたよね(笑)。
光石:そうだっけ?
遠藤:おしゃれになっていきました、みんな。
松重:でも、あれは基本的に用意していただいた衣装ですからね。3では私服もありましたけど。
光石:僕は、かわいいとかそういう反響を感じたことはなかったかなぁ。撮影が地方だったから、あまり漏れ聞こえてこなかったというのもあったかもしれませんが。
松重:…いや、思い出したんですが、シーズン2の時にタイトルバックの撮影を千葉の海でしていて、地元の方たちがキャーキャー言ってたことがありましたよね。僕らはカッコつけて海から上がってきて、しかも5人だったから、「僕ら、嵐と間違われてるんじゃないの?」って話をしていて。そしたら光石さんが、「それなら僕はニノ(二宮和也)かな」って言ったんです(笑)。
全員:(爆笑)
松重:その時、“あ、意識するってこういうことなんだ!”と思いました(笑)。
光石:いや、あれは冗談で言っただけじゃないですか!(笑)
松重:もうね、周りからかわいいと思われたことで、自分の中ではニノになっているんですよ(笑)。
遠藤:それで言えば、今回の映画には有村架純ちゃんが出てくれていて。僕らからすれば、もう父親と娘みたいな感じなんですが、光石さんに「架純ちゃんって、かわいいよね」って言ったら、「うん、まぁタイプかなぁ」って(笑)。気分はアイドルなんですよ、光石さんは(笑)。
光石:冗談だってば(笑)。
松重:“かわいい担当”を意識されているのは見受けられますよね。
光石:意識なんてしてないですって!(笑)
田口:(笑)。僕は、女性からの人気が高いといった噂があったことすら知りませんでした。なので、光石さんの耳にはそんなにも多くの声が入っていたんだなと、今すごく驚いてます(笑)。あ、ただ、一度だけ街で女性に声をかけられたことがありまして。「『バイブレーターズ』、見てます!」って言われたんです。
遠藤:いや、絶対にそれは話を作ってるでしょ(笑)。
田口:本当ですって。あの時はちゃんと訂正してあげるべきか悩みました。…“下ネタ担当”らしく、下ネタで落としてみました(笑)。