テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優＆女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」がスタート。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第4回は2021年夏に公開される映画「ナポレオンと私」に出演する濱正悟さんが登場！
◆映画「ナポレオンと私」に出演が決まった時の率直な感想を教えてください。
これまで自分が演じたことのないような役をいただけてうれしかったです。それと同時に、もともと人気のある恋愛ゲームアプリ、人気のキャラクターということで「自分にできるのかな？」とも…。まずビジュアルからどうやって作っていくのかまったく想像ができなかったので、ワクワクとちょっとしたドキドキがありました。
◆濱さんが演じるのは恋愛ゲームの世界から現れた英雄・ナポレオンという異色な役どころですが、どんなキャラクターですか？
俺様系でありながら、優しいキャラクターです。自分のことよりも、主人公の春子（武田梨奈）のことを常に気にかけているんです。ゲームではナポレオンたちの世界に主人公が行くんですが、映画ではナポレオンが人間の世界に飛び出して来る。だからナポレオン自身も不安や戸惑いがあると思うんですが、春子のことを考えてあげる優しいところがあります。演じるにあたっては、やりがいだけではなく、「受け入れられるのかな」「やりきれるのかな」などといろいろな思いがありました。衣装も普通の服と違って重たいですし、ヘアメークにも時間がかかるので、現場に入る段階から気合いを入れて撮影に臨んでいましたね。
◆ナポレオンは見る人の心に刺さる名言を繰り出します。中でも特に印象に残っているせりふはありますか？
実際のナポレオン・ボナパルトの名言でもある「お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いだ」。これって、誰にでも経験のあることですよね。たとえば暴飲暴食をしたら体調が悪くなったり、仕事を放置して後から「ヤバい！」と焦ったり。ナポレオンって、よくよく考えると当たり前のことばかり言っているんです。でも日常の中で大変なことがあったり追い込まれたりすると、その当たり前に気付けなくなる。そんなことを教えてもらったような気がします。
◆これまで数々の作品に出演されてきましたが、ご自身のターニングポイントとなった作品は？
どれも良い経験をさせていただいたのですが、映画「酔うと化け物になる父がつらい」です。ちゃんと作り込んで、準備をしていかなければならない役だったのですが、分からないことばかりで。でも片桐健滋監督が「現場に入ったら新人だからということは関係ない」と、一人のプロとして接してくださって意識が変わりました。現場でお芝居のこともたくさん教わりましたし、今もいろいろな人を紹介してくれて、お話を聞かせてくれるんです。その出会いがなかったら、今の自分はいないかもしれない。叱ってくれるし、教えてくれるし、ご飯も食べさせてくれる（笑）。監督をはじめ先輩方との出会いが、僕にとってのターニングポイントです。
◆では最後に、プライベートでハマっていることを教えてください。
山に登ることです。高尾山、伊勢原の大山、山梨の日向山など、2～3時間で上り下りできるような低めな山にふらっと行きます。ご飯も好きなので各地でイノシシ鍋を食べたり、豆腐ソフトクリームを食べたり。運動して食べてプラマイゼロにする感じです（笑）。今年27歳になる年ということもあって、健康志向になりました！
PROFILE
●はま・しょうご…1994年8月22日生まれ。東京都出身。O型。主な出演作は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』『コーヒー＆バニラ』など。今年テレビ東京系で放送予定のドラマ『お茶にごす。』がAmazon Prime Videoで独占先行配信中。
作品情報
「ナポレオンと私」
2021年7月2日（金）公開
池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマズ、横須賀HUMAXシネマズほか全国公開予定
出演：武田梨奈、濱正悟、染谷俊之、綾乃彩、岡林佑香 ほか
監督：頃安祐良
脚本：鈴木規子
製作：サイバード
制作プロダクション：ENBUゼミナール
配給：ENBUゼミナール
公式サイト：https://napowata.com/
●photo／干川修 text／山口昭子
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