◆今作ならではの面白さをどんなところに感じていらっしゃいますか?
松坂:僕と新さんの身長が同じくらいなんです。桃地とオジ巴の恋模様のシーンでその面白味というか、キュートさみたいなものが出ればいいなと。
井浦:気になってさっき松坂さんのプロフィールを調べてみたのですが、ぴったり同じ身長でした(笑)。そんな2人がイチャイチャすると、どんな見え方になるのか。
松坂:ちょっと想像できないですよね(笑)。
井浦:これまで恋模様のシーンで相手と同じ目線になったことがなかったので、新鮮です(笑)。
麻生:私自身は、(役柄的に)コメディ部分は担えないのかなと。でも、オジ巴を演じる新さんのお芝居が本当に面白いので、もっと面白くなるように全力でパスをしたい。それが私の使命だと思っています。
井浦:相当、僕の宿題を増やしてくださいましたよね(笑)。
麻生:ですね(笑)。でも、どうやったらかわいい新さんを引き出せるか、そこは意識して演じていきたいなと。ティザー撮影でキス顔をする新さんを見て、すっごくかわいいと思う一方、やっぱりおかしかったので(笑)。
井浦:この人、何やってるんだろうなって?(笑)
麻生:(笑)。私はそうやって一歩引いた目線で見られる。それこそが、このドラマならではの魅力でもあるんじゃないかなと思います。
井浦:でも確かに、視聴者の皆さんにはある意味、“見たまま”を楽しんでいただく作品になりそうです。僕が個人的に興味深く感じたのは、その楽しさの裏には“人の死”をはらんでいるという部分。この作品の登場人物たちは、悲しくても、魂だけになった巴も含めて、ずっと笑いながら日々を過ごしていく。そういう人たちの姿を純粋に楽しんでいただく作品になるのではないかと思います。
松坂:3人の微妙な関係性に、他のさまざまな登場人物たちも絡んでいきます。それによって何が起こり、物語がどんな着地点に向かっていくのか。それぞれの心の動きを追っていくという見方も面白いのではないかと思います。