辻元舞×光宗薫インタビュー『プレバト!!』芸術査定で才能光る2人が語る創作への想い

特集・インタビュー
2021年04月29日

◆どんどんやりたいことが出てきますね。それはやはり描くことが好きだからなんでしょうか?

光宗:描くの好きですか?

辻元:好きですね。光宗さんはどうですか?

光宗:好きというと少しニュアンスが違うんですけど、1日絵を描く日があると、それは自分にとって何もない日なんですよ。日常のことを考えているよりも絵を描いているほうが楽みたいな。だから、長時間絵を描くこともそんなに苦じゃないんですよね。

辻元:私も昔からそうでした。ストレスを感じると、みじん切りをするか絵を描くか。無心になって集中することで、それが自分にとって一番楽な状態になるんですよね。

光宗:思考回路も日常的なこととかではなく、この絵を描くにはどうすればいいかとか、まったく違う世界になれるので、なかなかないですよね。そういうもの。

辻元:普段は慌ただしくして、なかなか集中できることもないので。

光宗:だから、ないと困る。生きていけない。

辻元:かっこいい。

光宗:私はほかに何にもないから、お仕事や家庭がありつつ、絵の世界にも生きているっていうのはすごいことだなと思います。私はずっと絵に逃げているので…。

辻元:そんなことないです。私は嫌でも現実に連れ戻されるので、ずっとそれに没頭できるのはすごくうらやましいです。

光宗:絵は大事な時間ですよね。

◆お2人が新たに挑戦したいと思っていることは何でしょう? 番組以外のことでも結構です。

辻元:私は陶芸に挑戦したいです。本当に何もないオフの日に、何をしたいか考えた時に、「陶芸に興味がある」と思いたって、夫と陶芸教室に行ったんです。それが、とても楽しかったんです! 本格的に陶芸を始めたいと思っています。ほかのことは何も考えず、それだけに集中する時間がすごく好きです。

光宗:感触もいいですよね!

辻元:そうなんです。なんで今まで陶芸をやってこなかったんだろうと思うぐらい、とても好きになりました。

光宗:粘土とかもいいですね!

辻元:粘土だったら、視聴者の方もまねしやすいですよね。

光宗:最近周りに言っているのは、現実世界をもうちょっと楽しくしたい。これまで共演者の方と話すとか考えたことないぐらい、絵以外のことから逃げていたんです。でも、最近は辻元さんをはじめ、いろんな方としゃべるようになって、それがすごく楽しくなると、その現場も楽しくなって。27歳にして、今更かよって感じなんですが、こんなご時世ですけど、直接、直接じゃない関係なく、人と関わることを頑張りたい。

辻元:また作風とか変わってきそうで楽しみですね。

光宗:絵以外のことをもう少し考えると、また絵も変わると思うんです。それは辻元さんの絵とかを見ていて、私にはない部分ってきっとそういう部分だったり、いろんな人生経験から、それが作風になると思うので、自分もそうなっていきたいと思うようになりました。

辻元:本当に唯一無二の世界観を持っている光宗さんがうらやましいです。私には、描けないです。あんなに素敵な絵を、写真を見て描くのではなく、自分の想像力だけでなぜこんな世界観が出せるんだろうとすごくうらやましく思います。

光宗:絵と現実世界はつながってるんだなと、いろんな方を見ていて感じるので、そんな経験も絵になるじゃないですか。ってなると、絵ばっかり描いててもダメなんだなって。いろんな方を『プレバト!!』で見るようになって感じるようになりましたね。

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