話題の“溺愛系”ラブストーリーの中でも、最上級の“完璧彼氏”がこの『ラブファントム』で誕生した。“怪人”と呼ばれるほど仕事ができ、容姿端麗、冷静でスマートさも兼ね備えたエリートホテルマン・長谷慧と、不器用だが裏表のない“癒やし系”のピュアなホテルカフェ店員・平沢百々子との、キスから始まる“秘密の恋”を描いたラブストーリー。本作で長谷を演じた桐山漣さんと、百々子を演じた小西桜子さんに、演じる上で心掛けたことや、溺愛するものについて語ってもらいました。
◆キスから始まる秘密の恋を描いた溺愛系ラブストーリーの本作。かなり刺激的な設定ですが、お二人はどんな作品だと感じましたか?
桐山:こういった作品は、後にも先にもないでしょうし、特に今の時代、すごく攻めた作品になっていると思います。過去にもキスシーンが多い作品をやらせてもらったことがあるんですが、この作品はそれをはるかに超える分量だったので、僕の中で1つの軸みたいなものが崩れました。『ラブファントム』は『ラブファントム』というか、ほかと比べようにも突き抜けている印象です。『ラブファントム』という新しいジャンルができたんじゃないかなと思います。
小西:ドラマでヒロイン役をやらせていただいたのが、この作品が初めてだったんです。なので初めてだらけで、ドラマの洗礼を受けました。この撮影の後にいろんな作品に出演させてもらっているんですが、今となってはこんなにも熱量が高くて、監督が細部までこだわって何テイクも撮る作品というのは、すごく珍しかったんだなと気づきました。お芝居も一から指導していただいて。恋愛系、ヒューマン系の要素が『ラブファントム』には詰まっているので、ここで経験させてもらったことがその後のお芝居に全部生きています。今の自分がいるのは『ラブファントム』のおかげかなと思っています。