桐山漣×小西桜子インタビュー「『ラブファントム』という新しいジャンルができた」

特集・インタビュー
2021年05月13日

◆キスシーンが多い本作ですが、お2人が特に印象に残っているキスシーンを教えてください。

桐山:監督がどういうふうにキスしてほしいのかをあらかじめ僕らに指示をしてくれていたんです。激しめなキスがあったり軽めのキスがあったり、いろんなバリエーションのキスシーンがあるので、どれをピックアップしたらいいかなと思うんですけど、1番印象に残っているのは百々子を冷蔵庫ドンしてキスするシーンですね。キッチンで、百々子がカヌレを作っている時だよね。

小西:百々子が相楽(細田佳央太)に、カヌレを作っている時でしたよね? そこで1回冷蔵庫ドンがあったんですけど、ちょっと空いて、6話くらいで逆に百々子が長谷さんを冷蔵庫ドンするんです。

桐山:冷蔵庫ドン返しね(笑)。

小西:長谷さんからするキスシーンが多いんですけど、百々子からキスするシーンもあるんです。そこは新しい百々子、長谷さんが見えると思います!

桐山:動きの指示だけでなく、キスシーンはすごくこだわって撮っていただいたよね。

小西:スタッフの皆さんが本気でいいキスシーンを撮ろうという熱意が伝わってきて、私たちも話をしながら、どうやったら皆さんにいいキスシーンだなって思ってもらえるかを考えて、楽しみながらできました。

◆年齢差のある恋愛についてどう思われますか? ちなみに、お2人も年齢差がありますが、撮影中にジェネレーションギャップを感じたことはありましたか?

桐山:僕は年齢にこだわりはないですね。

小西:年上の男性は落ち着きがありますし、クールでカッコいいなと思います。包容力というか、身をゆだねられますし、安心感があってすてきだなと思いますね。

桐山:年下の女性というか百々子は、ちょっと抜けていて憎めないようなところがあって、そこに親近感が湧いて、ついつい自分も自然体になってしまう。気づいたら心を開いていたという。それは小西さんも同じで、僕、人見知りなんですけど、撮影2日目、3日目ぐらいの時には、もう普通にしゃべりかけていた気がします(笑)。小西さんが、僕が高校生ぐらいの時に聴いていたバンドの曲とか詳しくて、逆にいい曲を教えてもらうぐらい(笑)。好きな音楽が似ていて、「このバンドいいですよ」って教えてもらうことが多かったので、僕的にはすごく音楽の話をしている時が楽しかったです。打ち解けるのは早かったよね?

小西:私たち年下にも自然体に接してくださったので、あんまり年齢差を感じなくて、桐山さんも音楽をやられているので、すごく詳しくて。私も音楽が好きだから、音楽の話などですごく楽しくお話させてもらいました。

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