永野芽郁&広瀬アリス「“初めまして”の5分後には拳を交わしていました」映画「地獄の花園」

特集・インタビュー
2021年05月21日

「OLは力が全て」の世界で、けんかに明け暮れるOLたちの姿を描いた映画「秘密の花園」に出演している永野芽郁さんと広瀬アリスさん。今作では激しいアクションシーンにも挑戦している。後編では、そのアクション練習のことや、互いの印象を教えてもらいました。

◆アクションシーンの裏話を教えてください。

永野:後半のアクションシーンは、広瀬さんとのコンビにも、一緒にアクションすることにも安心感がありました。そういう意味では撮影がスムーズに進んで、皆さんが拍手してくれた記憶があります。

広瀬:うん、うまくいかないことがほぼなかった気がします。かみ合わないってことがなかったね。

永野:なかったですね。

◆アクションシーンで参考にした作品はありましたか?

永野:監督からアクションの参考映像はマーベル作品と言われました(笑)。

広瀬:「アベンジャーズ」って言われたんだよね。

永野:一瞬、“えっと…”ってなったけど、そう言われたらマーベルの作品の映像が頭に自動的に浮かぶようになりました。一応マーベル作品を見たんです。でもすごすぎて全く参考にはなりませんでしたね(笑)。

◆一緒に練習もされましたか?

広瀬:「初めまして」のあいさつの5分後には拳を交わしていました(笑)。

◆アクションの練習はキツかったのでは?

永野:普段はしない動きをするし、使わない筋肉を使うので慣れるまでは時間がかかりました。でも練習を重ねるうちにアクション練習がストレス発散になって、本番を迎えるのがすごく楽しみでした。

広瀬:アクション練習はクランクインの4か月前くらいから始まったんですが、「最初なので軽く動きを見ます」って聞いていたのに、2時間もスパーリングをして全身バッキバキになり、1週間くらい体が使いものになりませんでした。

◆聞いているだけで大変そうです。

広瀬:ハードな練習をいっぱいやりました。キックの回数を1回、2回、3回とどんどん増やしていく練習もしました。軸の力を高めていくためだけど、訳が分からないと思いながら…。結構トラウマになりました。

永野:それ…私は回避しました。

広瀬:…うそでしょう?(笑)

永野:それより作品の中のアクションパートが長いので、そっちの完成度を上げたいですと言って。

広瀬:言われるがままに練習してた…。回避すれば良かった!(笑)

永野:きっと広瀬さんは体力があるからですよ! 私に体力がないのを分かっていたからそうなったんだと…。

広瀬:その練習はプロのスタントの方がやっても倒れそうになるくらいハードだって言ってました。最終的には私のおなかにプロテクターをつけて「蹴ってほしい」とお願いして、おなかを蹴ってもらって耐えてました。どんどん自分のM心がうずいてきたんですよね(笑)。

永野:そんなハードなことを(広瀬さんは)されていました!(笑)

◆アクションシーンは相手がいるから、最初は遠慮してしまうという話も聞きますが、お2人はいかがでした?

広瀬:当たったら当たっただって気持ちでした。

永野:広瀬さんは「当たったら当たったで大丈夫だから!」って最初の練習の時に言ってくださったので心強かったです。弱々しくやるほうがお互い嫌だなと思って、思い切ってできた部分はありましたね。

広瀬:練習でおなかを蹴ってもらっていたくらいだから、何でもできる気がしてました(笑)。

◆共演する前と後でお互いの印象に変化はありました?

永野:いい意味で全然変わらないです。でも思っていた以上にすごく男気があるなって(笑)。そして楽しいこと、笑うことがすごく好きな方なんだなって思いました。

広瀬:私は最初、芽郁ちゃんって得体の知れない子だなって思っていました(笑)。

永野:え!? そんなでした?

広瀬:うん。イメージがつかめなかった。

永野:まあそうか…。

広瀬:実際に会うと大人っぽいんだけど、年齢だけ聞くとすごく年下だから、どんな子なのかなって思っていたら、赤ちゃんみたいなかわいい子でした(笑)。

永野:エヘヘ(笑)。

広瀬:ずっとこんな感じで(笑)。現場ではいろいろなことを話したっていう感じはなかったけど、むしろ話さなくても居心地がいいんです。無言が耐えられる人ってなかなかいないから。

永野:そうでしたね。どちらかが口を開けば話すけど、2人の時は基本ぽけーっとして、やる時は「よし、やろう!」って切り換えていました。それは他の人にはない距離感でしたね。

広瀬:今回は意外とお芝居してせりふを交わすシーンが少なかったんです。次回は普通の役で共演したいね。

永野:確かに! そっちのほうが会話を交わせますね。

広瀬:カタギ同士で共演しよう(笑)。

PROFILE

永野芽郁
●ながの・めい…1999年9月24日生まれ、東京都出身。主な出演作に、連続テレビ小説『半分、青い。』、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『親バカ青春白書』、映画「俺物語!!」「君は月夜に光り輝く」など。今後の出演作に、7月スタートのドラマ『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』、映画「キネマの神様」(2021年8月6日(金)公開予定)、映画「そして、バトンは渡された」(2021年10月29日(金)公開予定)がある。

広瀬アリス
●ひろせ・ありす…1994年12月11日生まれ。静岡県出身。主な出演作に連続テレビ小説『わろてんか』、『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助』シリーズ、『探偵が早すぎる』『ハラスメントゲーム』『知ってるワイフ』、映画「氷菓」「巫女っちゃけん。」「AI崩壊」「サイレント・トーキョー」など。

作品紹介

映画「地獄の花園」
2021年5月21日(金)より全国公開

映画「地獄の花園」

(STAFF&CAST)
脚本:バカリズム
監督:関和亮
出演:永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一/小池栄子

(STORY)
日本経済を支えるOLたち。一見、華やかな職場の裏では地獄のような派閥争いが行われていた。直子(永野)はすてきなOLライフを夢見る普通のOL。ある日、彼女の職場にカリスマヤンキーOLの蘭(広瀬)が中途採用で入ってくる。2人は友達になるが、蘭がトップに立った直子の会社が全国のOLたちから狙われてしまう。

© 2021 『地獄の花園』製作委員会

●photo/関根和弘 text/佐久間裕子

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