NHKの人気自然番組『ダーウィンが来た!』の劇場版第3弾が6月11日(金)より公開。今回のテーマは「海の生き物たち」。劇中のナレーションを務めた水瀬いのりさんに気になるその内容の中身を伺いました!
◆水瀬さんは現在放送中の『ダーウィンが来た!』でも「マヌ〜ルのゆうべ」のツノミン役として出演されていますね。
はい。ですから、今回のお話を頂いた時も、最初はツノミンでナレーションをするのかなと思っていたんです。そうしたら、「水瀬いのりとしてお願いします」と言っていただいて、すごくうれしかったです。それに、今回はおなじみのヒゲじい(声:龍田直樹)やさかなクンさんと一緒に、ストーリーテラーのような形で海の生き物たちの世界を案内していく役割でもあったんです。それもあって少し緊張しましたが、いつものスタッフさんがいらっしゃるという安心感がありましたし、皆さんからの“より良いものを作るんだ!”という強い思いも伝わってきましたので、そこに私も声で携われる喜びをかみ締めながら収録に臨みました。
◆とても表現豊かなナレーションになっていましたが、収録ではどのようなことを意識されたのでしょう?
映像には生き物たちのリアルな生態が収められているので、それに寄り添う形で、より繊細に、より臨場感を与えられるようにということを心掛けました。また、言葉の持つ力を大事にしつつ、シリアスな場面では緊張感を、日常感のあるシーンでは淡々としながらもリアルさを、それに恋の行方をナビゲートする場面はBGMに合わせながらちょっと遊び心を入れたりもして(笑)。ナレーションという役割ではありましたが、そうやっていろんな声色や感情を表現していく作業はすごく楽しかったですね。
◆実際の映画をご覧になっていかがでしたか?
想像をはるかに超えた映像に圧倒されました! ザトウクジラが大きく口を開けるシーンでは、“これはどうやって撮影したんだろう?”と興味をそそられましたし、ペンギンの群れの映像では本当に自分がその中に入っているような気持ちになりました(笑)。また、当たり前のことなんですが、それぞれの生き物たちにも生活や毎日があるということがこの映像を通してすごく心に刺さってきました。今この瞬間だって、世界中のいろんな生物が “生きる”ということに全力で向き合っている。そうした姿を想像すると、とても神秘的な気持ちになりましたね。