◆今回は、なかなかお二人がそろうシーンは少なかったと思いますが、劇中では互いを意識しているシーンはありました。演じる上で難しさはありましたか？
蒼井：僕は第1期で、そめちゃんが守屋としてこういう演技をするんだっていうのが分かっていたので、一緒のシーンじゃなくても、「こういうふうに守屋は朱音を思っていてくれるだろうな」って。もちろん台本はありますけど、そこはすごく想像できたので、やりやすかったです。
染谷：守屋と朱音が同級生役というのも、やりやすかったよね。
蒼井：そめちゃんとはさまざまな現場でご一緒していて、仲良くしてもらっているので、その“仲の良さ”というリアルを交ぜることで、朱音と守屋の関係性にも生きていると思います。僕は日ごろのそめちゃんとの関係性も材料として入れさせてもらいました。
染谷：それは僕も同じ。朱音はクイーンレコードの社長に１話から就任するんですけど、守屋はクイーンレコードの人間じゃないし、Stellar CROWNSとも第1期でドキュメンタリーを撮ったけど、そんなにつながりはなくて。だから、ちょっと一線を引いているところがあるんです。でも朱音とは同級生で夢を一緒にかなえようぜっていう共通の思いで、言葉に出さなくても伝わるよね、みたいなところは表現できたらいいなと思って演じています。
◆第2期は、山本透監督がメガホンを取りました。何か撮影で感じたことはありますか？
蒼井：（監督が）変わったって言っても、撮影の進行などは変わらなかったよね。どうだった？
染谷：脚本がほさかようさんに変わったので、その部分は第1期と第2期では違いが出たと思うし、スタッフさんも変わったので現場の雰囲気は変わりましたね。
◆台本を読まれた時の感想を教えてください。
蒼井：回想シーンが組み込まれていたりして、第２期は心情的にくるようなシーンもあったりとパワーアップしているから、台本を読んでいて苦しくなりました。
染谷：第1期に比べて、サスペンス要素が強くなっていますし、スピード感も上がっていて、あっという間に見ていただけるんじゃないかなって思います。
蒼井：全4話だからね。
染谷：4話で起承転結を付けるってすごいと思うし、うわぁーっていう感じであっという間に終わっちゃう。楽しんでいただけると思います。