元宝塚歌劇団のスターによる芝居とトップダンサーの表現力豊かなダンスで、1つのストーリーを紡ぎ、”ボールルームダンス×演劇”という、今までにない新しい切り口のエンターテインメント作品を届け続けている「FOCUS」。8月21日(土)からの上演が決定した2021年公演「イッツショータイム!!」では、ボールルームダンス初挑戦となる千葉涼平(w-inds.)や鈴木福、本作で初舞台を踏む土屋炎伽ら豪華キャストが夢の競演を果たす。取材前日に初めてボールルームダンスのレッスンを受けたという千葉さん、鈴木さん、土屋さんに加え、振付・監修の大竹辰郎さん、脚本・構成・演出の大西大輔さんが、本作に懸ける思いやボールルームダンスのレッスンを通して感じたことについて語ってくれた。
◆4度目の「FOCUS」公演を迎えるにあたり、現在のお気持ちはいかがでしょうか?
大竹:今回は新しい出演者の方に加わっていただき、ダンサーメンバーも変わりました。振付などはこれからスタートするところなのですが、トップダンサーとキャストの皆さんがどのような素晴らしいコラボレーションを繰り広げるのか、楽しみにしていてください。
大西:今回の公演は、昨年のコロナ禍で延期を余儀なくされた公演です。1年越しということで、さらにステップアップしたいいものにしていければいいなと思っています。東京・大阪と2都市で公演させていただきますが、すごくパワーのある方々がそろっているので、見ていただける方の期待を大きく上回れるような、そんな舞台にしていきたいです。
◆千葉さん、鈴木さん、土屋さんはボールルームダンスに初挑戦ということですが、この舞台のオファーを受けた時はどのように感じましたか?
鈴木:このお話を頂いた時、ボールルームダンスとお芝居のコラボレーションというのがすごく面白いなと思いました。お芝居は普段からやらせていただいていますが、ボールルームダンスは初めてなので、皆さんに教えていただきながら頑張りたいです。
土屋:私はボールルームダンスも演技も未経験で、ご迷惑をおかけしてしまうんじゃないかな…と出演を悩んだのですが、数年前に三笠宮杯(全日本ダンススポーツ選手権)を見に行った際にすごく感動したことを覚えていて。不安はありますが、このような機会はなかなかないですし、まずは何にでも挑戦してみようと思い、出演させていただくことを決意しました。
千葉:ストリートダンスは長くやってきているので自信があるのですが、ボールルームダンスは全く触れたことがないジャンルだったので、このお話を頂いた時は「何かの間違いじゃないでしょうか」と、マネージャーさんを通してもう一度確認していただいたりもして(笑)。でも、僕の過去の映像を見た上でお話を下さったということで、それならば飛び込んでチャレンジするしかないなと。幼いころ、ウッチャンナンチャンさんの「ウリナリ芸能人社交ダンス部」をよく見ていたこともあり、これからがとても楽しみです。