『REAL⇔FAKE 2nd Stage』リレーインタビュー!猪野広樹×笹森裕貴「Stellar CROWNSをくいに行くぞというのを2人で掲げた」

特集・インタビュー
2021年06月15日

荒牧慶彦、植田圭輔、佐藤流司、松村龍之介、和田雅成、染谷俊之ら人気舞台俳優と声優・アーティスト蒼井翔太のドラマ共演が実現し、大きな話題を集めた『REAL⇔FAKE』。その続編となる『REAL⇔FAKE  2nd Stage』が6月15日(火)よりスタートする。本作は上記メンバーに、猪野広樹、笹森裕貴が加わり、前作同様、“REAL”なのか“FAKE”なのかを惑わすミステリー仕立てとなっている。TVLIFEwebでは、メーンキャストへのリレーインタビューを実施。最後は、Stellar CROWNSのライバルユニットASTRA RINGのメンバーの卯野紘希役の猪野広樹さん、稲森弥月役の笹森裕貴さんに、今作に出演することになっての感想、意識したことを語ってもらいました。

◆第2期からの参加となります。決まった時のお気持ちと、実際に撮影に参加されての感想を教えてください。

猪野:まさか話が来るとはっていう感じでしたね。最初は僕だと違うんじゃないかなと思ったんですが、台本を読ませていただいて、最高な役だなと思って、これはやりたいなと受けさせていただきました。実際演じてみて、短い撮影期間だったので、体力的にはだいぶしんどかったですが、楽しかったですね。撮影をしながらダンスの振りを何曲か覚えなければいけなくて、レッスンをして、これで行くのか、よし!と覚えたら、監督がレッスンをご覧になって、もっとハードにしてほしいというオーダーを頂いたり(笑)。

笹森:ハードでしたね(笑)。

猪野:時間的にもタイトでしたけど、作品的にはすごく楽しかったです。

笹森:僕も決まった時は、非常にうれしかったですし、自分の名前が挙がったことがすごく誇りに思いました。もう1人の方がいらっしゃるということで、どなたなんだろうなと思っていたんですけど、猪野さんの名前が出た時に、「うわ、俺で大丈夫かな」って率直に思いました。一度共演させていただいているんですけど、猪野さんは僕にとって雲の上のような存在なので、こういった形で仲間として出演させていただけることがとってもうれしかったですし、心躍りました。撮影については、猪野さんがおっしゃったとおりタイトな期間だったんですけど、僕らのやりたいことはできたと思います。あとは、ダンスが本当に大変だったので、ぜひそこに注目していただけたらと思います。

◆脚本を読んだ時の感想を教えてください。

猪野:全4話なのでどうしても展開が早くなってしまうんですが、その分シーンとしては強烈に1個1個残していかなきゃいけないなと思っていました。

笹森:追加キャストということで、どんな出方をするんだろうと思っていたんですけど、まさかここまで話の軸になるような、フューチャーされる役で驚きましたし、紘希は誰なんだろうって思っていました。それで、猪野さんって分かって、本当にうれしかったです。

猪野:ありがとうございます!

◆ダンスシーンはいかがでしたか?

笹森:思い出すだけで…(苦笑)。

猪野:踊ったり、歌ったりっていう畑じゃないところにいるという自覚があったので、オファーがきた時に驚きました。得意ではないので悩みましたが、考え直してオファーを受けさせていただきました。がむしゃらに挑みましたけど、ハードでしたね(苦笑)。

笹森:僕も正直めちゃくちゃしんどかったです。でも、撮影時、猪野さんは別の現場を抱えていらっしゃって、猪野さんの足のテーピング姿を見た時に、「俺がキツいなんて言っちゃいけない」と思ってなるべく弱音は吐かずに頑張りました。あの時は、本当にお疲れ様でした。

猪野:めちゃくちゃ体育会系みたい(笑)。

◆撮影中には第1期からの継続メンバーと何かお話はされましたか?

猪野:僕は意図的にコミュニケーションを取らないようにしていました。Stellar CROWNSの人たちをあおる役で、仲良くなっちゃうと少し弱くなると思ったので、笹森とはコミュニケーションを取って、「あいつらをくいに行こう」と意気込んでやっていました。もちろん彼らとは、カットがかかったら、仲は良いですけど、作品に対して、役に対してっていうところではある程度距離感を保つようにしていました。

笹森:その猪野さんの姿勢を見て、生まれるべくして生まれたシーンだなというところがあって。撮影中は、猪野さんの背中を見ていたんですけど、最初から「俺はこういうふうにしたいんだ」とお話をしてくださったんです。完成したものを見たら、本当に猪野さんの言っていたとおりになっていて、もちろんみんなで作り上げたシーンですけど、その気持ち良さというか、僕らが今回ライバル役として出演した意味がしっかりと刻まれたんじゃないかなと思います。

◆2人の意気込みがそろっていたからこそ生まれたシーンもあったのではないでしょうか?

猪野:クランクインの時に少し待ち時間があったので、「くいに行くぞ」「くい散らかそう」というのを2人で掲げて。

笹森:本当にそれだけを持ってやっていましたね。僕からしたらめちゃくちゃ心強かったです。猪野さんではなく、別の方が紘希をやっていたら、違うものになっていたんじゃないかなと思うぐらい。最初から確固たる信念を持ってくださっていたからこそ、後ろについていけたんじゃないかなというふうに思います。

◆タイトルにちなんで、最近ついてしまったうそや隠しごとを教えてください。

笹森:いっぱいある気がする。

猪野:ないな…。俺、持論があるんですよ。うそをつくと自分の中で、何が良くて何が良くないのか分からなくなるんじゃないかっていうのがあって、なるべくうそをつきたくないんですよ。でも、なんかあったはずなんですけど、思い出せないです…。

笹森:僕もうそつきたくないです(笑)。

◆今回がリレーインタビューの最終回になります。第1回に登場した蒼井翔太さんと染谷俊之さんの印象を教えてください。

猪野:翔太君もそめさん(染谷)も、相棒感がありますよね。そして、2人とも“美”“謎”って感じ。そこにそめさんにはプラス“毒”があるような。翔太君が天使だとしたら、そめさんはルシファーみたいなイメージ。さっきもそんなことをそめさんと話していたんですけど、「俺は素直だよ」って言っていたけど、信じてません(笑)。

笹森:僕から見たらお2人はただただ大人の色気があふれている人。作品を見る上で安心感がとても生まれる2人の関係性だなっていうふうに思いました。

PROFILE

猪野広樹
●いの・ひろき…1992911日生まれ。神奈川県出身。A型。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」のほか、舞台「刀剣乱舞」やドラマ『俺たちはあぶなくない』などに出演。今後、主演舞台「池袋ウエストゲートパーク」や「血界戦線」「PERSONA5」の続編が控えている。

笹森裕貴
●ささもり・ひろき…1997621日生まれ。東京都出身。A型。ミュージカル「刀剣乱舞」のほか、「ミラクルステージ『サンリオ男子』 ~KAWAII Evolution~」が控えている。

番組情報

MBSTBSドラマイズム『REAL⇔FAKE 2nd Stage』
2021615日(火)スタート
MBS 毎週火曜 深059分~/TBS 毎週火曜 深128分~

STAFFCAST
監督:山本透
脚本:ほさかよう
出演:荒牧慶彦、植田圭輔、佐藤流司、松村龍之介、和田雅成
猪野広樹、笹森裕貴、染谷俊之/蒼井翔太

©「REAL⇔FAKE」製作委員会・MBS

●photo/干川修 text/田中ほのか

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