◆本作をどう見てもらい、感じてほしいですか?
山西:カフカの「変身」や安倍公房の「砂の女」みたいな、いきなり奇妙なものと共同生活することになってしまう不条理劇のような雰囲気もあるのですが、自分の中では、はっきり恋愛映画だと思っています。人と人の関係はどう消えて、どう生まれるといった人間関係に焦点を当てて見てもらえたらうれしいです。
前原:とても余白が多い作品だと思います。自分から一本線を引いた物語として捉えることもいいですが、あえて自分事として見ると、また違った見え方ができる面白い作品だと思います。
天野:どこか他人事には思えなくもあり、「これって否定もできないでしょ?」という物語だと思います。映画館で見て不思議な気持ちになってもらいたいです。
PROFILE
前原 滉
●まえはら・こう…1992年11月20日生まれ。宮城県出身。主な出演作にNHKテレビ小説『まんぷく』、『あなたの番です』、映画「とんかつDJアゲ太郎」など。
天野はな
●あまの・はな…1995年9月1日生まれ。愛知県出身。主な出演作に『そして、ユリコは一人になった』『年下彼氏』、舞台「転校生」など。
山西竜矢
●やまにし・たつや…1989年12月26日生まれ。香川県出身。俳優・脚本家・演出家・映像監督として活躍。2016年に演劇ユニット「ピンク・リバティ」を立ち上げる。主な監督作に短編映画「さよならみどり」など。「彼女来来」が初の長編映画となる。
作品紹介
映画「彼女来来」
2021年6月18日(金)より東京・新宿武蔵野館ほか公開
(STAFF&CAST)
監督・脚本・編集:山西竜矢
音楽:宮本玲/Vampillia
出演:前原滉、天野はな、奈緒、村田寛奈、上川周作、中山求一郎、葉丸あすか、大石将弘、 千葉雅子 ほか
(STORY)
都内郊外のキャスティング会社で働く佐田紀夫(前原)。彼には交際3年目になる恋人・田辺茉莉(奈緒)と穏やかな毎日を送っていた。ある夏の日。紀夫が家に帰ると、窓から強い夕陽が差し込んでいた。焦げるようなその日差しを目にした瞬間、紀夫は奇妙な感覚に襲われる。気づくといるはずの茉莉の姿はなく、代わりに見知らぬ女性(天野)の姿が。困惑する紀夫にその女性は「マリ」と名乗り、ここに住むためにきたと言いだす。
©️「彼女来来」製作委員会
●photo/干川 修 text/くれい響
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2021年7月1日(木)23:59