◆山崎さん自身はどんなお子さんだったんですか?
母親が言うには、よく女の子に間違われていたらしくて。目がくりくりしていて、女の子みたいだって言われていたそうです。(フォーリンラブの)バービーちゃんみたいな感じだったのかもしれません(笑)。小学生になってくらいからは、お調子者。授業中もにぎやかし担当で、ガヤを入れていました。先生は困ったでしょうね。よく怒られていたなぁ(笑)。
◆子供時代から成長していく中で、憧れのヒーローはいましたか?
松井秀喜さんです。僕、学生時代は甲子園を目指していたので。松井さんには甲子園5回連続敬遠という後世まで語り継がれるような伝説がありますけど、打たずしてあそこまで有名になる人ってもう現れないんじゃないですかね。清原(和博)さんが動なら、松井さんは静の甲子園スター。そして、僕にとってもスター。その後、松井さんが読売ジャイアンツに入団してからも野球好きの僕からしたらカリスマ。神みたいな存在です。
◆山崎さんは高校卒業後、お笑いの道に進んで、今こうして大活躍されているわけですよね。今回の映画で、長老に「ワシらが作った雲で大勢の人に喜んでもらえてうれしい」というせりふがありましたが、山崎さんが今の仕事をしていて一番うれしいのはどんな時ですか?
もちろん「面白かったです」と言われた時はそうなんですけど。「昔、元気がなかった時に見て元気をもらいました」という予想だにしない言葉をもらえた時も、この仕事をやっていてよかったなと思います。僕自身は別にそういうつもりでやっているわけではないんですけどね。