レ・ロマネスクTOBIインタビュー「“謎”と付く役柄は全て演じていきたいです」『仮面ライダーセイバー』

特集・インタビュー
2021年06月26日

◆明日27日(日)放送の第41章では、ついにタッセルが大きく動き出しますね。撮影現場では、主人公の飛羽真を演じる内藤(秀一郎)さんがTOBIさんのお芝居に飲まれてしまっていたというお話もお伺いしたのですが…。

ないない! 飲まれてないです!(笑)しっかり演じ切っていたと思いますよ。タッセルは、最初のころからずっと飛羽真推しじゃないですか。せりふでも「神山飛羽真に期待してるよ」と言っていたり。だから僕も実際に飛羽真と会えた時は、なんだか“推しメン”に会えたような気持ちになりました(笑)。これまでは一人での撮影が多かったので、41話では「やっと皆さんと共演できる!」とすごくうれしかったんです。ただ、これまでにないくらいの量のせりふを言わなければならなかったので、正直僕もいっぱいいっぱいで(笑)。あまりコミュニケーションを取れずに終わってしまいました。でも、ある意味タッセルは視聴者に一番近い立ち位置だったと思うので、自分が出演していない場面では客観的に周りを見ることができていたんじゃないかなと。キャスト同士の絆が深まっていく様子や、監督に言われたことを即座に理解して演じている様子が目に見えて分かって「1年前よりも成長してるんだな」と思いましたね。

◆『セイバー』は複数の監督さんがいらっしゃる分、それぞれの演出方法があり、指導の仕方も異なると伺っています。現実世界ではないからこその展開やそれに伴うユニークな演出もありますよね。

そうなんです。タッセルもこれまでに3人に分かれたり、風船で飛ばされたりといろいろな経験をしました(笑)。台本を読んでいても、タッセルのところだけト書きで“突飛なことをしながらボンヌ・レクチュール”などと、ざっくりとしか書いていないことがあって。もちろん監督の中ではイメージが定まっていると思うんですが、事前に教えていただけないので、現場に行ってから演出方法を知るんです(笑)。あと、現場だけにあるスケジュール表に“ワイングラス”“割れたカップ”などと小道具が書いてあるんですが、それを見て「今回は何かな?」と推理することもあります。本当に予想できない内容もありますが、普通のドラマだとそういった経験はできないと思うので貴重ですね。でもその演出シーンが盛り上がりすぎて、時々カットされてしまうこともあるんですけど(笑)。

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