ひとり芸No.1決定戦『R-1グランプリ2021』にて、涙の優勝を果たしたゆりやんレトリィバァさん。王者となったゆりやんレトリィバァさんの願いは「とにかくボケまくって、大勢にツッコまれたい!」。そんな彼女の願いをかなえるべく制作された『R-1グランプリ2021優勝者特番 ゆりやんと七人のツッコミ』が6月27日(日)深夜0:30からカンテレ/フジテレビ系にてOA。放送に先駆け、ゆりやんレトリィバァさんが敬愛してやまない“七人のツッコミたち”に対する思いを聞きました。
◆ゆりやんレトリィバァさん考案のボケさく裂VTRに、7人の一流ツッコミ芸人たち(陣内智則、千鳥・ノブ、おいでやす小田、ハリセンボン・近藤春菜、かまいたち・濱家隆一、見取り図・盛山晋太郎、霜降り明星・粗品)が挑戦されたということですが、“ツッコミハーレム”の仕上がりはご覧になりましたか?
はい。最終の仕上がりまでは見ていないんですけど、7人の皆さんにツッコんでいただいているところまでは見ました。素晴らしいツッコミの方たちが、私のやりたい事を面白くしてくださっているっていうことに、感動して、快楽ばっかりでした。私はとにかくツッコんでもらうのが一番の快楽なんで、本当にうれしくてありがたいです。
◆ボケさく裂VTRというのは、ゆりやんレトリィバァさんの新作のネタですか?
とにかくテレビの真ん中で、私がずっと好きな事をやらせてもらっていて。ネタというか、ただやりたいこと、やりかったことです。それに対して7人の方に同時にツッコんでいただきました。
◆それでは7人のツッコミの皆さんに対する思いを、それぞれお願いします。
全員、ありがとうございます!!
◆まずは陣内智則さんへ。
陣内さんは、本当にずっと憧れていて。陣内さんみたいなツッコミになりたいということで、(コロコロチキチキペッパーズ)ナダルさんと2人で、『陣内さんになるためのライブ』をやらせてもらうくらい、陣内さんに憧れてるんです。その陣内さんにツッコんでいただいたことがめっちゃうれしいです。仕事場で陣内さん一緒になった時は、絶対に楽屋に行かせてもらって、陣内さんの本番ギリギリまでしゃべらせてもらうんです。それぐらい大好きで。楽屋とかで陣内さんとしゃべっていたら、ますだおかださんの岡田(圭右)さんに「お笑い千本ノックやってるの?」って言われるくらい(笑)、普段から私が何を言ってもひと言ずつ返してくださって。ずっとお世話になっている陣内さんにツッコんでいただいて、本当にうれしいです。陣内さんがいてくださらなかったら、『R-1』も優勝できてなかったと思います。
◆千鳥・ノブさんへ。
ノブさんみたいなツッコミになりたいです、私は。ノブさんもいっつも気に懸けてくださって。私はいつも好き放題、好きな事やらせてもらうんですけど、芸人になってしばらくしてテレビに出させていただくようになって、「私が言ったことで、人が困ってる」って思ったんです。「真面目に答えないといけないのかな」とか。私が変な空気にしてるんだな、と思って、ノブさんに相談に乗ってもらったことあるんです。そしたら、「ゆりやんはそれでいいよ。続けてたらみんな、『ゆりやんってこういう人なんや』って思ってくれるから、続けたほうがいいよ」って言ってくださって…。だから、ノブさんがいてくださらなかったら、『R-1』も優勝できてなかったなって思うんで、そのノブさんにツッコんでもらえたことは、本当にうれしいです。
◆おいでやす小田さんへ。
小田さんみたいなツッコミになりたいです。小田さん大好き。こがけんさんと「おいでやすこが」で『M-1グランプリ』に出られる前に、私とコンビを組んでもらって、「おいでやすレトリィバァ」(2017年)として『M-1』に出てもらったこともあるんです。めっちゃ先輩やのに、ずっと仲よくしてくださって。本当に大好きなんですよ。私が言ったことに対してめっちゃ笑ってくださって。小田さんはいっつも私のことを「20年に1人の逸材や」っ言ってくださるんですよ。でもこの前、「10年に1人に」なってました。短くなってて(笑)。それでも、小田さんにそんなふうに言ってもらえることはうれしいですし、憧れますし、ありがたいです。だから、小田さんがいてくださらなかったら、『R-1』も優勝できてなかったと思います。
◆ハリセンボン・近藤春菜さんへ。
春菜さんとはよくご一緒させていただいて、とにかく一緒にいると楽しいんですよ。「春菜さんみたいなツッコミになりたい」って、私…。ホンマなんです。春菜さんは私が言ったことを全部分かってくれて、ツッコんでくれるんですよ。それがうれしすぎて。春菜さん、1回、家に遊びに来てくださったことあるんですけど、「春菜さんが来てくださるから、いい臭いにしとかなきゃ!」と思って、いい臭いのやつをふりすぎて、ちょっと気分悪くなりました(笑)。また家に来てほしいです。春菜さんとはずっと一緒にいたいって思うぐらい大好きです。だから、春菜さんがいてくださらなかったら、『R-1』も優勝できてなかったと思います。
◆かまいたち・濱家隆一さんへ。
濱家さんみたいなツッコミになりたいです。濱家さんはツッコミなんですけど、普段から私が言うこと全部にめっちゃ笑ってくれて、誰よりも長い時間、ずっと一緒にボケてくれるんです。みんなからは「もうええわ!」とか「いつまでもやるな!」とか言われるようなことでも、濱家さんだけはずっと一緒にやってくださって。「おおきにです」「おおきにと申します」「名前!」っていう私のギャグがあるんですけど、それを濱家さんが気に入ってくれた時は、「それ、面白いなぁ」「ありがとうございます」「それ、おもしろいなぁと申します」「名前!」って、ずっとやってくれるんですよ(笑)。濱家さんも私のことを「面白い」って言ってくださってて、だから、濱家さんがいてくださらなかったら、『R-1』、優勝できてなかったと思います。大好きです。
◆見取り図・盛山晋太郎さんへ。
盛山さんみたいなツッコミになりたいです。盛山さん、本当に大好き。面白くて。盛山さんとダブルアートの真べぇさんが一緒にいる「よしもと漫才劇場」の楽屋が、世界で一番面白い場所やと思ってるんです、私。「ここが世界で一番面白い場所!」ってずっと口に出して言ってるんです。だから2人がそこにいてはったら、走って行くんです。2人が一緒にいたら、めちゃくちゃ面白いんです。盛山さんのことを本当に尊敬してて、大好きで。「恋愛どうなってんの?」とかいろいろ聞いてくれたりもしますし、楽屋でラップバトルして遊んでくれたりとか。面白いことばっかりやってくれる優しい先輩です。だから、盛山さんがいてくださらなかったら、『R-1』、優勝できてなかったと思います。
◆霜降り明星・粗品さんへ。
粗品さんみたいなツッコミになりたいです。皆さん先輩なんですけど、粗品さんには芸人なってすぐからずっとお世話になっていて、どんな時も相談に乗ってくれて。ご一緒させていただく機会も多かったですし、大阪に住んでいた時は、家が目の前の家やったんです、私たち。ベランダでしゃべれるぐらいの関係性だったんです(笑)。粗品さんは笑いに厳しそうな雰囲気があるんですけど、本当に優しくて、私みたいなやつにもツッコんでくれるし。尊敬することばっかりです。一緒にいて楽しいです。なので、電話番号は「粗品さん」じゃなくて「そ・し」で登録させてもらってます(笑)。だから、粗品さんがいてくださらなかったら、『R-1』、優勝できてなかったと思います。
◆ゆりやんレトリィバァさんの7人のツッコミのみなさんに対する愛はしっかり伝わりました! 最後に、番組の見どころを教えてください。
見どころはやはり、ありがたいツッコミの方たちに、私のやりたい事を面白くしていただいたところです。皆さんには、ぜひ8人目のツッコミとして、一緒にツッコミながら見ていただきたいです。
PROFILE
ゆりやんレトリィバァ
●ゆりやんれとりぃばぁ…1990年11月1日生まれ。奈良県出身。NSC大阪校35期生
番組紹介
2021年6月27日(日)
カンテレ/フジテレビ系 深0・30~
出演者:ゆりやんレトリィバァ
(七人のツッコミ)陣内智則、千鳥・ノブ、おいでやす小田、ハリセンボン・近藤春菜、かまいたち・濱家隆一、見取り図・盛山晋太郎、霜降り明星・粗品
(ドラマパート)小沢真珠、ヒューマン中村、守谷日和、大橋雄介アナウンサー
●photo/大久保啓二 text/青柳直子