昨年、結成15周年の大きな節目にメジャー再契約を果たした4人組ロックバンド・SUPER BEAVER。コロナ禍で「当初思い描いていた1年とは全く違う1年になった」という状況の中でも、「ハイライト / ひとりで生きていたならば」「突破口 / 自慢になりたい」「アイラヴユー」「愛しい人」を続々とリリース。今年は、SUPER BEAVER史上最大キャパとなる3都市6公演のアリーナツアーの開催も決定している。そんなSUPER BEAVERが、映画「東京リベンジャーズ」(7月9日公開)の主題歌「名前を呼ぶよ」を書き下ろし。インタビューでは、渋谷龍太さん(Vo)、柳沢亮太さん(G)、上杉研太さん(B)、藤原“33才”広明さん(Dr)に、この一年を振り返って感じたことや楽曲「名前を呼ぶよ」に込められた思いなどを伺いました。
◆メジャー再契約から一年がたちました。まずはこの一年を振り返っていかがですか?
渋谷龍太:コロナ禍でとん挫したことが多く、自分たちが当初思い描いていた一年とは全く違う一年になりました。特に昨年はライブ活動をすることができず、皆さんに音楽を届ける機会が少なくなってしまいましたし。でもその中でも、メジャーに戻ってきたからこそできるステージや仕事を頂くことができたので、全てが思いどおりにはならなかったけれど、良い一年を過ごせたんじゃないかなと思います。
◆現在、「『アイラヴユー』Release Tour 2021 〜圧巻のラクダ、愛のマシンガン〜」ツアーの真っ最中です。ファンの皆さんの反応はいかがでしょうか?(取材日は5月下旬)
渋谷:やっぱり配信ライブとお客さんの目の前で歌うライブは全然違いますね。そもそも、僕たちはライブがやりたくてバンド活動をしている部分もあって、昨年配信ライブを開催した時は、こんな形でしかできないのに果たして僕たちはバンドと言えるのだろうかと葛藤した時期もあって。でも、それを乗り越えて、今こうやって会場に来てくださる方がいて、自分たちがオンステージできているという状況を考えると、あらためて糧になりますしとてもありがたいことだなと思っています。何より楽しいですね。