柳沢亮太:本当にそのとおりですね。僕は、本来ライブって見てくださるお客さんがいてこそ初めて成立するものだと思っていたので、少しずつですけどこうやって皆さんの前で演奏ができるようになってきて、やっぱりこれが“ライブだよね”ということを実感しています。お互いに足を運んで、同じ場所で同じ時間を共有できるのもすごく楽しいですね。
上杉研太:こういうご時世なのでまだ未来のことは分からないですけど、このツアーを計画できたこと自体がすごく喜ばしいことですし、すごく幸せなことだなと思っています。僕たちは各地方自治体のルールの下、たくさんの人に支えられながらライブをすることができているんですけど、ステージに立つことは昔から変わっていないはずなのにやっぱり今回のツアーでは特に1人ひとりの表情が以前とは少し変わって見えるんですよね。みんな戦っている。1日1日が、すぐ目の前にあるんだなという感覚が伝わってきます。
藤原”33才”広明:みんなが言うように、僕もライブができるのは本当にうれしいし楽しいです。自分にとってライブをするというのは他の何にも代えられないもの。これ以上のものって自分の中には何もないんですよね。
◆今年の秋には、日本ガイシホール、大阪城ホール、さいたまスーパーアリーナと、SUPER BEAVER史上最大規模となるキャパでの公演も決まっています。
渋谷:本来であれば、昨年アリーナでのライブを行う予定だったんですが、結局なくなってしまって。今回のツアーで各地のライブハウスを回って、ホールを経てから、1年越しにアリーナでライブができることになりました。過去最大のキャパで、僕たちの一年間の歩みを体現できるということをしみじみと感じながら、浮足立たずに最後までやり切りたいなと思っています。
上杉:こんな状況になるとは誰も想像ができなかったし、僕たちも昨年は全く思いどおりに動けなくて、未来が見えず不安になりました。だから、こうやってやっと歩き出せるようになった時にライブができるっていうのはすごく感動的なんです。100%お客さんに入っていただけるわけではないし、声を出すことができないなどいろんな制限はありますが、それぞれが思いと責任を持って、最後まで前向きな姿勢でライブを続けていきたいです。