◆今まで、過去に戻りたいと思ったことはありましたか?
渋谷:ないです。細かいところで言うと、それはいろいろあるけど(笑)。僕たちは皆さんからたくさん愛情や熱い気持ちを頂いていて、いろんな思いを背負わせていただきながら活動しているので。うまくいかないことは多いけど、それをちゃんと回収しながら過ごしている自分たちの歩みが好きですね。
◆過去の出来事自体を悲観的に見ているわけではないと。
渋谷:過去の出来事は事実として絶対に変わらないですから。だから過去に戻らなくても、今行動して未来を変えていくことに対して、僕はすごく可能性を感じます。あの時救えなかった気持ちを今の自分が救うことができれば、それこそ過去を変えるに近いことはできるんじゃないですかね。今を生きる中で、僕はそうやって環境を変えていきたいです。
◆男同士の友情もこの作品のテーマの1つです。このバンド自身にリンクする部分も多かったんじゃないでしょうか?
上杉:男同士の友情や絆が濃く描かれているので、そこに親和性は感じました。SUPER BEAVERは全員東京出身の男性4人組のバンドなので、作品のテーマにはもちろん、登場人物の背景にもリンクしているなと。
◆映画をご覧になっていかがでしたか?
上杉:映画自体の熱量がすごかったですね。俳優さん1人ひとりの演技も本当に素晴らしかったですし、ずっとこぶしに力が入ったまま引き込まれてしまうような感覚に陥りました。ぜひたくさんの人に見ていただきたいです。