◆ちなみに、千本木さんがさらさ以外で気になるキャラクターを挙げていただくと?
う〜ん、誰だろう…。みんなすてきだから迷いますね。同期だと、山田(彩子/cv佐々木李子)ちゃんの、ちょっと自分に自信が持てないところは思わず感情移入してしまいますし、反対に優等生で委員長の杉本(紗和/cv上坂すみれ)さんにもすごく共感します。彼女は努力をして、学年トップの成績を収めているのに、時々さらさが見せる光る部分に周囲の関心を持っていかれて、歯がゆさを感じるんですよね。また、星野(薫/cv大地葉)さんのエピソードも、原作を読んだ時にすごく印象に残りました。元・紅華歌劇団娘役の祖母と母を持つ故のプレッシャーと日々戦い、かつ本人は無理しているつもりはないのに、周りから「頑張りすぎなくてもいいんだよ」と言われることで、逆に自分の実力のなさを痛感したり…。
◆確かに、それぞれに共感するところがたくさんありますね。いつも一緒にいる仲良しの沢田千夏(cv松田利冴)と千秋(cv松田颯水)も双子ならではの悩みが描かれていますし。
双子だけでなく、きっときょうだいで比べられることにつらさを感じている人たちって、世の中にたくさんのではないでしょうか。また、同期だけじゃなく、先輩たちにもそれぞれ抱えているものがあって。特に(野島)聖先輩(cv花澤香菜)は少しいじわるに見えるところもありますが、それだけ必死なんだということが伝わってくるのでどうしても憎めなくて。…なので、結論として私が気になるキャラクターは全員! 本当にみんな大好きで応援したくなります!!
◆すてきなお答えありがとうございます! なお、紅華歌劇音楽学校のメンバーはさまざまな壁にぶつかりながら、何とか打破していこうともがきます。千本木さん自身が壁にぶつかった時、どうすることが多いですか?
考え方や方法は違うかもしれませんが、根本はさらさと似ているような気がします。私もあまり考え込まないタイプですし、一回忘れることにしているんです。 “まぁ、いっかぁ!”って(笑)。もちろん、やることはやらなきゃいけないと思うんですが、でも壁にぶつかって、いつまでも悩んだり、落ち込んだりするということはないですね。