◆切り替えが早いんですね。
何事もあまり深く考えすぎないようにしているんです。仮に落ち込んだとしても、一日沈んだら、なるべく次の日は引きづらないようにしたり。とは言え、ふとした瞬間に思い出して、“あぁ、つらい!”って思うこともあるんですが(笑)。それでも基本的には、“しょうがないよね。次頑張るしかないよね”って思うことにしていますね。
◆なるほど。では、さらさはオスカル役に憧れて女優を目指しますが、千本木さんにとってそのような憧れの役はありますか?
『ジョジョの奇妙な冒険』が大好きで、中でも第5部のトリッシュ・ウナに憧れていて、声優になる前から、“もしアニメ化されるなら私が演じたい!”と思い続けていたんです。そうしたら3年前に、本当に演じさせていただけることになって。ずっと憧れ続けていた役はトリッシュが初めてだったので、まさかそんなに早くかなうとは思わなくて驚きました。
◆それはすごいですね。役が決まった時はどんな心境でしたか?
もちろんうれしさもあるんですが、それ以上に“信じられない!”という思いが強かったです(笑)。“えっ、うそぉーー!?”って。それとプレッシャーも大きかったですね。それもあったからなのか、トリッシュが初めてスタンドの能力を出す回は、実際に放送を見て号泣しちゃいました。きっと自分では普段どおりでいたつもりだったのですが、どこかで相当緊張していたんだと思います。あれはとても不思議で、貴重な経験でしたね。また、夢という意味では、少女漫画原作の作品に出ることも目標の1つだったんです。ですから、今回『かげきしょうじょ!!』に出演できたことも、本当にうれしかったですね!