天海祐希が語る“人と向き合う大切さ”『緊急取調室』敏腕取調官役であらためて実感

特集・インタビュー
2021年07月08日

天海祐希さんが主演するドラマ『緊急取調室』の第4シーズン(テレビ朝日系 (木)後9・00)が、7月8日に初回10分拡大でスタートする。取り調べ専門チームの「緊急事案対応取調班」、通称“キントリ”の敏腕取調官である真壁有希子(天海)たちの活躍を描く本シリーズ。2年ぶりとなる今シーズンには、初回に伝説の活動家役で桃井かおりさんがゲスト出演。取調室という密室の戦場を舞台に、壮絶な“言葉の攻防戦”を繰り広げる。その放送を前に、天海さんに撮影の手応えや見どころを伺いました。

◆第4シーズンの初回ゲストである桃井かおりさんとは、初共演だったそうですね。

そうなんです。桃井さんが出演してくださると聞いた時は、悲鳴にも似た喜びの声を上げました(笑)。大先輩であり、素晴らしい女優さんであり、何よりも大好きな方でしたから、本当にうれしかったです。もちろん、緊張もありました。あまりにもビッグな方ですので、足を引っ張ることにならなければいいなと。だけど、こうなったらもう“私にはこれしかできないので!”と、当たって砕けろの精神で誠実にぶつかっていくしかないなと思っていました。

◆桃井さんとの撮影はいかがでしたか?

現場でお会いした初日に、桃井さんから「ねぇ、ちょっと聞いて。私、こういうふうに台本を読んできたんだけど…」と声をかけてくださって。今のしゃべり方、ものまねです(笑)。ものすごく深く台本を読み込まれていて、しかも桃井さんの方から窓口をバンッ! と広げてくださり、本当に敬服しました。私の意見にも真摯に向き合って、「いいんじゃない! じゃあそれ、やってみようよ!」と尊重してくださって。あ、今のしゃべり方もものまねです(笑)。

◆(笑)。そうやって意見交換をしながら、作り上げていったのですね。

そうですね。互いの解釈をすり合わせながら一緒にシーンを作っていくことができて、初日からとても充実感に包まれていました。やはり、すごい方というのは器も大きいです。“いつか私もこんなふうになれたらいいな”と思わされることばかりでした。休憩中には役者を目指したきっかけや、当時の貴重なエピソードなども聞かせてくださって。一緒にいた小日向(文世)さんと、「すごい話を聞けちゃったね!」と感動したのを覚えています。オンとオフの両面で、とても濃密な時間を過ごさせていただきました。

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