◆これまでもさまざまな挑戦をしてきたスフィアですが、今回のバーチャルライブもまた新たな試みですね。
豊崎:それこそ今回、ライブのサブタイトルに“飛びだスフィア”という言葉が入っているんですが、以前、映画館で3Dのライブビューイングをやらせてもらったことがあって。その時のキャッチコピーが“飛びだスフィア”だったんです!
寿:1stライブツアーの時だから約11年前だね。そのころに使っていたワードが今また復活するなんてね(笑)。スフィアのデビュー曲「Future Stream」も今回のライブタイトル『Future Streaming』にかかっているし、ここにきてスフィアがまたアップデートされている感じがします。
豊崎:新しいスフィアがデビューするような感じだね!
◆あるいは、今回のライブでバーチャルスフィアのほうが人気が出たりして(笑)。
寿:それはそれでうれしいかも!(笑)
高垣:今回のバーチャルライブでまた1つ、自分たちが届けられるエンターテインメントの幅が広がる感じがしているので、スフィアの存在がより広まったらうれしいです。
豊崎:そもそも私たちは声優なので、キャラクターとしてしゃべることには慣れていて。アバターができたことによって、できることが増えていくような気がするし、バーチャルスフィアの活動が広がっていったらいいなと思います。
◆ちなみに今回のセットリストはもう決まっているんですか?
寿:はい! 今回は普段のライブとは違うスタッフの方がたくさん関わってくださっていて、皆さんの意見を頂きつつ、最終的に私たちでも話し合って決めました。普段のリアルなライブとは考え方や大事にするポイントが少し違って、面白かったです。
高垣:今回はバーチャルならではの演出がいろいろあるんですが、スタッフさんたちが「この曲でこういう演出ができるかもしれない」というアイデアを1個1個出してイメージを作ってくださって。そこからセットリストを決めていったので、曲と演出のマッチングも見どころの1つになると思います。
戸松:バーチャルなので、演出はホントに“何でもあり”なんです! リアルなライブと違って制限はあってないようなものですし(笑)。そういう意味では、バーチャルならではの演出を生かせる曲を選ばせてもらったところもあります。
高垣:お客さまのすぐ目の前まで行けるような演出もあったりするので、曲のどこでお客さんの目の前に行くか、またどういうパフォーマンスをするかという部分も、今みんなで話し合っているところです。