豊崎愛生、全4公演完走!「またみんなと笑顔で歌ったり、一緒に音楽に包まれる空間を作れるように」『豊崎愛生 コンサート2021〜Camel Back hall〜』レポート&インタビュー

特集・インタビュー
2021年07月26日

アンコール1曲目の「春風 SHUN PU」は、豊崎さんのコンサートでは定番のナンバー。これまでは後半で大合唱になるのが恒例となっている曲だが、声を出せない今回、観客は(歌詞に出てくる桜に合わせ)ピンクのペンライトを振って気持ちを表現していた。この日2曲目の日替わり曲は、アニメ『しまじろう ヘソカ』のOPテーマにもなった「ソラソラあおぞら」。意外な選曲だったのか、イントロが奏でられた瞬間、客席の高揚感が高まる。そのまま観客が全力のクラップで盛り上がる中、この日最後のナンバーは、『caravan!』の中でリード曲とともにアルバムを象徴する曲「March for Peace」。EDM風のスペイシーなサウンドに合わせ、豊崎さん自身はもちろん、バンドメンバーも観客も笑顔でジャンプ&ジャンプ! ミラーボールが放つ無数の光に照らされながら、ステージと客席がひとつになってコンサートは大団円を迎えた。

 

夜公演終了後、豊崎さんにあらためて今回のコンサートを終えての感想を聞いた。

◆4公演を終えた今の率直な気持ちは?

今回のコンサートは、とにかくお客さんに安心安全に参加してもらうことが大前提だったので、無事に終えることができて、ホッとしています。リハーサルでもみんなでディスタンスを保つようにしたり、今までとは違う部分でいろいろと気をつけていて。お客さんへの対応も含め、目指していた安全の形は何とか実現できたかなと思います。

◆ステージの内容としてはいかがでしたか?

4公演、場所は神奈川と東京の2カ所だったんですけど、回数としてはツアーのような雰囲気があったので、みんなと一緒にができたような気持ちになれたコンサートだったかなと思います。

◆まさに“キャラバン”ですね。

印象的だったのは、実際は声を出せなくても、私の頭の中ではみんなの声がしっかり聞こえていたこと。私の曲は、みんなに一緒に歌ってもらうことを想定して作っている曲が多くて。そういった曲が、お客さんの声がない時にどうなるのか不安もあったんですが、皆さんのクラップからもすごく思いが伝わってきて、それはうれしい発見でした。

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