髙石あかり「ジェットコースターのようなアトラクションに乗っている気持ちで見ていただけたら」映画「ベイビーわるきゅーれ」

特集・インタビュー
2021年07月30日

◆プロの殺し屋らしく見えるように銃を構える時はどんなことを意識しましたか?

先生は本物の銃を撃ったことがある方で、撃った後の体の衝撃や余韻を教えていただきました。本物の銃を持った時にどう感じるのかを意識していたと思います。

◆殺しには慣れている2人が「アパートの契約の仕方ってどうやるの?」と言ったりして、まだまだ生活力がない感じも面白かったです。

殺しを依頼する協会的なところが、アルバイトをさせたり、2人暮らしをさせてコミュニケーションを取れるようにしたりとか、社会性を身につけさせようとしてるという設定みたいです(笑)。殺し屋だけど2人とも高校を卒業したばかりということが分かる描写がいろいろあって、そこも「ベイビーわるきゅーれ」の面白さなのかなと。私が大好きなところでもあります。

◆殺し屋と高校を卒業したばかりのフリーター、どちらが2人にとって日常なのかと思ったりもしますが、そのギャップがかわいかったですね。

私はこの作品全体が二面性で出来ていると思っています。ちさととまひろが対照的なキャラクターだったり、殺し屋とフリーターという裏と表の顔を持っていたり。そして高校生から社会人になり子供から大人になっていく。その中でゾッとしたかと思うと、クスっと笑えたりもする。ジェットコースターのようなアトラクションに乗っている気持ちで見ていただけたらと思います。 

PROFILE

髙石あかり
●たかいし・あかり…20021219日生まれ。宮崎県出身。2016年ダンス&ボーカルグループ、aX’S(アクロス)のメンバーとしてデビュー。グループを卒業後、女優活動を本格的に始め、舞台を中心に活躍。202187日(土)から始まる舞台「鬼滅の刃 其ノ弐 絆」に竈門禰豆子役で出演する。

作品紹介

映画「ベイビーわるきゅーれ」
2021730日(金)より全国順次公開

STAFFCAST
監督・脚本:阪元裕吾
アクション監督:園村健介
出演:髙石あかり、伊澤彩織
三元雅芸、秋谷百音、うえきやサトシ、福島雪菜/本宮泰風
水石亜飛夢、辻凪子、飛永翼(ラバーガール)、大水洋介(ラバーガール)、仁科貴

STORY
高校を卒業したばかりのちさととまひろは、表の顔として「社会人」をしなければならず途方にくれていた。組織に委託された人殺しの他は、何もしてこなかった彼女たちに、公共料金の支払い、年金、税金などの社会の公的業務やアルバイト先の人間関係といった現実がのしかかってくる。ルームシェアを始めるもコミュ障のまひろは、バイトをそつなくこなすちさとに嫉妬して2人の関係も険悪に。しかし殺し屋の仕事は忙しく、ひょんなことからヤクザにうらみを買った2人は面倒なことに巻き込まれる。

photo/金井尭子 text/佐久間裕子 hairmake/杏奈 styling/髙橋美咲 衣装協力/ATSUSHI NAKASHIMA

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