◆レコーディングではどんなことを意識して歌ったんですか?
「恥ずかしい気持ちを捨てて、カッコよく決めよう!」というのが第一でしたね。友達とカラオケに行っても、カッコいい曲を歌っている自分が恥ずかしくなってしまうんです(笑)。その場のノリにうまく乗れない自分がいて、「無難に、みんなが知ってて盛り上がれる曲にしようかな」と思ったり。でも、恥ずかしがらずに思い切ってやった方がすてきに聞こえるんですよね。今回、それが実感できる機会を頂けて、自分的には挑戦でしたけど、また新たな自分をさらけ出すことが出来たんじゃないかと思います。
◆1つ殻を破った?
そうですね。でも、殻はまだまだあるので、もっともっと破っていきたいです!
◆「Elder flower」というタイトルについても教えてください。
私、カスミソウが大好きなんですが、エルダーフラワーも同じように白くて小さい花で。曲を作ってくださったhisakuniさんは、小さいけれど一生懸命咲いている印象が私のアーティスト像と重なったそうです。エルダーフラワーの花言葉は“苦しみを癒やす”とか“思いやり”という意味があるので、アニメのヒロインたちが主人公を癒やす存在であることとリンクしているなと思います。
◆カスミソウが好きというのは、自分もそういう存在になりたいという思いがあるんですか?
そうですね(笑)。カスミソウって、小さい花だけれど花束に入っていないと物足りないし、あるとやっぱり華やかになる。私もソロデビューさせていただいた時に、曲を聴いてくださる方の生活の一部として「これがあると幸せだな」「心が休まるな」とか、そういう存在になれたらいいなと思ったんです。
◆何かカスミソウが好きになるきっかけがあったんですか?
カスミソウはもともと好きだったんですが、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』という作品への出演が決まった時に、家族からカスミソウの花束をもらって。だいぶ前なので今はドライフラワーになっていますが、その一部をぬいぐるみに握らせています(笑)。
◆この曲のMVではダンスをされていますが、ダンスはいかがでしたか?
ああいうカッコいい感じのダンスを踊ったことがなかったので、やっぱりドギマギしちゃいました。振り付けもなかなか覚えられなくて、最初は不安でいっぱいだったんですけど、こつこつ練習して何とか形にはなったかなと思います。