◆制作時やレコーディング時など特に印象に残っている曲をあげるとしたら?
「This Is Where We Promise」は、ファンの皆さんへのメッセージや思いを綴った歌詞なのですが、僕がアーティスト活動を休止すると告げた後に、ファンの皆さんがこの曲を聴いていろんな温かいコメントを下さったこともあって、特に思い入れが強いですね。あと「Bye Bye」も作詞をしたんですが、父方の祖母が亡くなったり飼っていた犬が死んだり、悲しい出来事が重なってしまった時に、その時に感じた思いも書きたいなと思って書いた曲でもあったので歌っていると感慨深いものがあります。
◆完全受注生産限定盤には、豪華特典として抽選で與さんと一緒にバドミントンができる機会やお手紙をもらえる企画などバラエティに富んだ内容です。これらを決めた経緯は?
昨年、ファンの方の願いをかなえますという企画で、「Love Sugar」という曲を一緒に踊ったり、テレビ電話をしたりして、僕もすごく楽しかったので、今回も何かファンの皆さんと特別なことをしたいなと思ったんです。僕はファンのみんなが喜んでくれることを念頭に置いて生きているので、応募してくださった全員の方が当たるわけではなく申し訳ない部分もありますが、ぜひ楽しんでもらえたらうれしいなと思います。
◆もしファンの皆さんから「お願いだからアーティスト活動休止しないで」と懇願されたとしたら、考えをあらためていましたか?
ファンの方は“與真司郎=AAA”というのを分かってくれているし、僕の性格も理解してくれていると思うんですよね。もちろん「休止しないでほしい」という声が全くなかったわけではないんですが、意外と僕の思いをみんなが尊重してくれているなと感じて、あらためて16年培ってきた信頼関係を感じましたし、感謝の気持ちでいっぱいになりましたね。
◆実は具体的にどんな時にファンの方への感謝を感じますか? という質問を準備していたのですが…。
常にですからね。
◆この質問は與さんには愚問でしたね(苦笑)。
はい(笑)。SNSでのコメントはもちろんですが、トークショーで各地を回っている時も、今の時期はいろいろな制限がある中でみんなが声を出さずに笑ってくれたり、本当に会いたかったんだろうなっていう顔をしてくれていて…。挙げればきりがないほど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。