世界各国のセレブやハリウッドスターをはじめ、親子で楽しめるアニメとして愛されている人気テレビシリーズ「パウ・パトロール」が、このたび映画化! 8月20日(金)より映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』として全国公開する。今回、新キャラクターとして登場するダックスフンド・リバティ役の日本語吹き替えを務める安倍なつみさんに、アフレコ収録の苦労話や『パウパト』ファンである2人のお子さんとのお話などを伺いました。
◆最初に、出演オファーがきた時の感想は?
これまでも何度か声のお仕事をやらせていただいたことはあったのですが、子供たちとよく「パウ・パトロール」を見ていたこともあり、「え!?」とビックリしつつも、素直にうれしかったです。私がリバティという映画での新キャラクターの声をやるという妄想がどんどん膨らみ、「それはぜひやらせてください!」という気持ちで、お受けさせていただきました。
◆ちなみに『パウパト』は、どのようにして知ったのでしょうか?
子供たちが見る番組は私が選んだり子供たちが選んだりするのですが、『パウパト』は子供が「見たい!」と選んだ番組の1つだったんです。上の子と下の子の好みも違っていて、チャンネル争いをすることもあるんですが、『パウパト』に関しては趣味が一致したんですよね(笑)。ブルドッグのラブルが言う関西弁をよく物まねしてますし。
◆乳幼児向け子供番組「シナぷしゅ」では、絵本の読み聞かせにも近いナレーションを担当されていましたが、その時のお子さんの反応は?
その時も子供たちがすごく喜んでくれて、「ママの声は~?」と言いながら録画されたものを何度も見返してました。今回はママが吹き替えのお仕事をやっているということは教えていますが、リバティの具体的な役どころについては伏せています。なぜなら、映画館で一緒に観る時に子供たちに驚いてもらいたいので…(笑)。
◆そんな『パウパト』の新キャラクターである好奇心旺盛のダックスフンドのリバティ。役作りに関してはいかがでしたか?
まずはオリジナルの英語版の声を聞くことで、リバティがどんな子なのかをイメージしました。私の中では、どこかチャキチャキな江戸っ子感みたいなものが強かったのですが、それは監督さんが考えているものとは違って、現場で試行錯誤を重ねながら作っていった感じです。タイミングや間など、英語版を聞きながらのアフレコ収録だったのですが、そこに引っ張られることなく、とにかく高い声、高いテンションを求められました。
◆そのほか、アフレコ収録でのエピソードを教えてください。
私一人だけの収録だったこともあり、ちょっと寂しかったのですが、リバティの高いテンションはモーニング娘。の現役時代、ステージで出していたぐらいのエネルギーで表現しました。なので、どんどん身振り手振りが激しくなっていって…。それもあってか、収録後はめっちゃ疲れ果ててしまいました(笑)。あと、落ち込んでいる警察犬のチェイスを元気づけるシーンでは、思わず泣きそうになってしまいましたが、何とか堪えました。
◆リバティは「花まる満点」「なし寄りのなし」「あたりきしゃりき」など、独特な言い回しが特徴的だったりします。
実は最初に頂いた台本には、そういった表現はなく後で追加されたんです。リバティのキャラクターとして生かされていて楽しいと思ったんですが、そういう言い回しを早口で言わなきゃいけないのが大変でした。とにかく、今までの声のお仕事の中では、ダントツで難しかったです!
◆完成した日本語吹き替え版を観た時の感想は?
もふもふした毛並みやバスから見える景色など、アニメーションとしてのクオリティーが違いますし、映画版としてのスピード感やスケール感など、全てがバージョンアップ、いや“パウジョンアップ”していました(笑)。みんなで一致団結して、諦めずにトラブルを解決していく姿に、とても感動しましたし、子供向けの映画として観たら、驚かされることばかりでした。そういう意味では大人も楽しめますし、これまで『パウパト』を知らない方も楽しめる作品になったと思います。
◆『パウパト』のファン目線から、今回のリバティの活躍はいかがでしたか?
とにかくパワフルで勇敢。常に前向きでどんどん前に進んでいく彼女の姿に、私も勇気をもらえたし、学ぶことも多かったと思います。カーチェイスのシーンも最高でした! そんな作品の一部になることができて、本当にありがとうございます! という気持ちでいっぱいです。そして早く子供たちの感想を聞きたいし、それ以前に上映中の反応も見てみたい(笑)。皆さんにもこの夏のイベントの1つとして、大きいスクリーンで観ていただけたらうれしいです。
PROFILE
安倍なつみ
●あべ・なつみ…1981年8月10日生まれ。北海道出身。A型。モーニング娘。OGメンバー(1期メンバー)。2004年モーニング娘。卒業後は音楽活動を中心に、舞台、ミュージカル、テレビ、ラジオなど幅広く活動。プライベートでは「ジュニア野菜ソムリエ」「ジュニア食育マイスター」の資格を持つ。2015年12月結婚。現在は2児の母として子育て中。
作品紹介
映画『パウ・パトロール ザ・ムービー』
2021年8月20日(金)より日米同時公開
(STAFF&CAST)
監督:カル・ブランカー
声の出演: 潘めぐみ/小市真琴/井澤詩織/矢作紗友里/石上静香/松田颯水/小堀幸/魚健/諏訪部順一/落合福嗣/竹内良太/皆川純子/安元洋貴/井上喜久子/安倍なつみ
(STORY)
舞台は⼤都市アドベンチャーシティ。猫好き、⽝嫌いの新しいライバール市⻑が就任するが、今までの図書館や博物館など⼦供たちに必要な施設をいらないと宣⾔し、天候調整マシンやジェットコースター地下鉄など怪しい物ばかり作ってしまう。それらは常にトラブルのもととなり、その都度ケント率いるパウ・パトロールチームが市⺠を救助することになってしまう。そんな中、シティ出⾝のチェイスだけはトラウマがある様⼦で、ヒーローとしてうまくいかない。いつもの様⼦と違うチェイスは、仲間と離れた際に何者かに誘拐されてしまう。そこにも市⻑の思惑があるらしいが…。新しい仲間リバティの機転で何とか救出されたが、突如、市⻑の作った天候調整マシンが壊れ、⼤騒動! ケントとパウ・パトロールチームは、シティと市⺠を守るため、そして憎たらしいが市⻑も助けるために奮闘することになるが…。果たして、勇気を失ったチェイスは元のチェイスに戻れるのか? パウ・パトロールチームは、いつもどおりこの難局をパウっと解決できるのか?
©2021 Paramount Pictures. All rights reserved.
●photo/映美 text/くれい響 hair&make/太田年哉(maroonbrand) styling/早川かずみ
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2021年9月3日(金)23:59