◆お2人が感じたそれぞれのキャラクターの魅力、チャームポイント、共感したところなどを教えてください。
細田:相良君の一番の核というか、チャームポイントは、好きなものに対する熱量を持っていることだと思います。自分の好きなものに真っすぐで一生懸命になれるっていうところを見ていただく方に、共感していただけたらなと思います。
大友:まみ子ちゃんは自分のスタンスが絶対に揺るがない子です。誰にどう思われようと自分自身を変えることはないですし、自分がいいと思ってることは行動に移す。それが別に悪いことだと思っていないという、自分を信じる力がすごくある子です。なので、皆さんがどのようにとらえるかは分かりませんが、自分を強く持っているまみ子ちゃんの姿は、SNSなどで自分の核が乱れがちな今の時代にすごく新鮮に映ると思います。「まみ子ちゃんがいたら面白いだろうな」と思ってもらえたらうれしいです。
◆演じるに当たって、橋口監督から何かアドバイスはありましたか?
細田:相良君が堀北真希さんの魅力を伝えるところとかは、何度かリハーサルをしたんですが、その時に「お芝居は毎回一緒にならなくていい」と言われました。相良君が思ってる“堀北真希がすごいんだ”っていう熱量を伝えてほしいとのことだったんです。こう動いてほしいというよりは、その人のその時の感情を第一に優先してくださいました。
大友:最初に「まみ子ちゃんはあざとくなくていいよ」と言われました。まみ子ちゃんはいろいろと考えて行動しているし、受け取り手によってはさまざまな見え方をする子だけれど、あざとい女の子のイメージではないんだっていうのを最初に言っていただいたので、そこから自分の中のまみ子ちゃんのイメージが見えてきました。