◆では、映画監督を目指す裕司の気持ちは、すんなり入ってきた?
細田:そうですね。彼ほどめちゃくちゃ熱量があるかって言われると自信はないですが、気持ちは分かります!
◆料理をするシーンも出てきました。お2人の料理の腕前は?
細田:実家暮らしではあるんですけど、母から頼まれたりした時は作ります。僕、基本パスタが好きなので、パスタしか作らないんですけど(苦笑)。
大友:この間、妹が私の家に遊びに来た時に、ハンバーグを作ったら、「お姉ちゃん、このハンバーグを作ったらモテるよ!」と言われたので、ハンバーグが得意料理なんだと思います(笑)。レシピサイトを参考にしただけなのですが、丁寧に愛情を込めて作るっていいなと思いました。
◆この作品で“挑戦”だったことは何でしょうか?
細田:先ほども言いましたが、一番は鍋を囲んでの会話劇ですかね。僕自身会話がメインで繰り広げられるお芝居の経験なかったのもありますし、食べながら、準備しながらと、動きつつ会話していくことが、総合的に考えるとそこが初めてでしたし、一番の見てほしいポイントです。
大友:私は、この「鍋の中」だけではなくて、今回の全体的なテーマが挑戦だなと思っています。それぞれのカップルの初情事に迫るという内容について、初めてお話を伺った時はびっくりしました。このような作品に挑戦するという緊張感と同時に、自分も頑張らないといけないな、というドキドキがずっとありました。
◆この作品に出演する上で女優としての覚悟や思いもありましたか?
大友:頂いた台本で、その役の人生を全うするには常に覚悟が伴うので、このようなテーマだから緊張する、ということは意外とありませんでした。最初から最後まで、まみ子ちゃんとしていられたらなと思っていました。