若月佑美インタビュー「一つのアートとしても見ていただけたらうれしい」2nd写真集「アンド チョコレート」

特集・インタビュー
2021年08月25日

◆お気に入りの1枚を教えてください。

やっぱり腹筋の写真ですね。最後のほうのページに、Tシャツを半分脱いでおなかを見せているカットがあるんですけど。それを撮ったのが最終日だったのですが、合間にも筋トレをして頑張ったんですよ。私の腹筋の集大成なので、ぜひ注目していただきたいです!

◆これまでも撮影のお仕事をたくさんしてきたと思いますが、自分が被写体になることについてはどう感じていますか?

撮影のお仕事自体を好きになったのは最近かもしれません。自分が大人になったというのもあると思いますが、3年ぐらい前まではカメラを向けられると構えちゃうところがあって。ぎこちない笑顔になってしまうことが多かったと思います。でも今は“誰か一人でもいいって言ってくれるなら、いつもどおりの私で撮ってもらえばいいか”と考えられるようになって。そうやって楽しめるようになれてからは、撮られることが好きになりました。昔は“かわいい服を着ていたら、かわいい顔でいなくちゃ”と思っていたのですが、かわいい服を着ながらクールな顔をしていても、それはそれでアートになるなと気づいて。自由でいいなら、自分がやれること、やりたいことをただ表現することも正解なのかなというふうに考えるようになりました。

若月佑美 2nd写真集「アンド チョコレート」より

◆撮られる時に何か心掛けていることは?

できるだけ人として深みを出せるようにしたいなと思っています。見る人がたくさん想像できる写真っていいなと思うんですよね。笑顔の写真でも、その人によっては苦笑いに見えたり、大笑いに見えたり、愛想笑いに見えたり…そういうのが理想です。今回は特に表情だけで世界観を作るシチュエーションも多かったので、たくさんの方に私のいろいろな物語を想像していただける作品になったらいいなと思います。

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