◆それに伴って、コミカルさもどんどん増えていったようにも思います。
そうですね(笑)。事件を追いかけている時のマリコは常に真剣ですが、ちょっとした時にいろんな表情が出るようになってきました。マリコは科学に対して純粋なだけに、ほかの部分ではあまりにも無知なところがあって(笑)。そこが少しマリコのキャラクターのおかしみでもありますね。また、そんな彼女の個性を周りの仲間もどんどん理解していき、その結果、よりチームワークも増していったところがあります。
◆では、シリーズの今後に向けての期待は?
これまでもそうでしたが、今は科学の進歩が早く、ドラマの中で描かれる鑑定の内容も常に新しくなっているんです。そうやって科学とともにドラマも進化してきましたので、今後も最新の科学と、その裏にある人間ドラマをお届けしていきたいですね。
◆難しい専門用語も出てきますが、それでも決して分かりづらくならないところも魅力に感じます。
うれしいです。実は最近よく、小さなお子さんから「マリコさんへ」と描かれた似顔絵付きのお手紙を頂くんです。私ですら、何度も台本を読んで“難しいな…”と思うことがあるのに、こんな小さい子でも楽しんでくれているんだと思うと、本当にうれしい気持ちになります。そうした分かりやすさの裏には、丁寧な言葉で事件や鑑定結果を説明してくださる脚本家さんのお力や、カラフルな画像を使って瞬間的に状況や資料を理解できるように演出してくださるスタッフさんたちのアイデアがあるからなんです。そうした皆さんのいろんな努力があるからこそ、年齢を問わず多くの方に楽しんでいただけているんだなと、感謝の気持ちでいっぱいです。
PROFILE
沢口靖子
●さわぐち・やすこ…1965年6月11日生まれ。大阪府出身。A型。最近の出演作に『西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官』、連続ドラマ『小吉の女房2』『お花のセンセイ』、映画『校庭に東風吹いて』など。
作品紹介
映画「科捜研の女 –劇場版–」
2021年9月3日(金)全国ロードショー
(STAFF&CAST)
監督:兼﨑涼介
脚本:櫻井武晴
音楽:川井憲次
出演:沢口靖子、内藤剛志、佐々木蔵之介、若村麻由美、風間トオル、渡辺いっけい、小野武彦、戸田菜穂、金田明夫、佐津川愛美ほか
(STORY)
京都にある洛北医科大学で起きた女性教授の転落死。科捜研のマリコ(沢口)たちが鑑定をするも、殺人の証拠は見つからず自殺と推定された。それでもどこか違和感を抱くマリコたち。そんな矢先、国内外で同じような転落死が相次ぐ。やはり他殺だとにらんだ京都府警が再び捜査を始めると、そこには現場から遠く離れた場所にいる、ある人物が浮かび上がってきた…。
©2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
●photo/干川 修 text/倉田モトキ
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2021年9月10日(金)23:59