◆そんな零や元、梨奈たちが密室の中で本能むき出しになり、ついには血みどろの殺し合いまで起きてしまうという極限状態が描かれます。
高橋:タイトルが示すとおり、サスペンス色の強い作品だなというのが最初の印象で。台本を読み始めたら先が気になって、頂いた分を一気に読み切ってしまいました。1ページごとに状況が変化していくので、一瞬たりとも気が抜けない。これが映像になるとどうなるんだろうと。
井桁:想像がつかなかったよね。密室劇の中に恋愛があって、サスペンスがあって、謎解きもあって。でも、私は『~ゼロワン』で共演した高橋さんと、映画「4月の君、スピカ。」で共演した鈴木さんがいらっしゃったので、「お2人と一緒ならどうにかなる!」と、思い切って飛び込めました。
鈴木:僕は、他の元同級生役に『3年A組-今から皆さんは、人質です-』で共演したメンバー(大原優乃、若林時英、古川毅)もいたので心強かったです。同じ密室劇ということもあり、その時の経験も生かせるだろうと。ただ、『3年A組~』では高校生の役でしたが、今回はみんな大人の役。その違いは演技にも影響するだろうし、別のメンバーも入ることでどんな化学反応が起こるんだろうと、撮影が楽しみになりました。
◆もしも自分が劇中と同じシチュエーションに放り込まれたら、どうしますか?
鈴木:撮影の合間に、高橋君とそういう話をしたことがあって。僕なら鍵を探したり、ドアを壊すための工具を調達したり、脱出の準備を進める。でも、高橋君は密室でも快適に過ごすために動く、と。結果、閉じ込められても、2人でいたらめちゃくちゃ楽しめちゃうかも…って(笑)。
井桁:確かに、そうなりそう(笑)。
高橋:外に出たい仁君と、中で生き残ることを考える僕という(笑)。
井桁:いいコンビだね(笑)。
鈴木:井桁さんは多分、そんな2人を仕切ってくれるんじゃないかな(笑)。
井桁:「あなたは、そこでそれをやって!」「ひと段落したから、一旦休憩!」 とかね(笑)。
高橋:水が残り少なくなったら、ちゃんと教えてくれそう。
井桁:「あまり飲まないで!」って?(笑)
鈴木:そのへん、ちゃんと計算してくれそうだよね。
高橋:この3人がいれば、閉じ込められても最強かも(笑)。