高橋文哉×鈴木仁×井桁弘恵“グロきゅん密室ドラマ”で共演!「この3人がいれば閉じ込められても最強かも(笑)」

特集・インタビュー
2021年09月17日

動画配信サービス「TELASA」のオリジナルドラマ『僕らが殺した、最愛のキミ』が、2021年9月17日(金午後8時より配信される。それぞれ人には言えない“秘密”を抱えた小学生時代のクラスメート7人が同窓会に集結。しかし、何者かによって会場のビルに閉じ込められ、“激愛”と“裏切り”が絡んで殺し合いへと発展していく“グロきゅん密室ラブストーリー”だ。W主演を務める高橋文哉さんと鈴木仁さん、ヒロイン役の井桁弘恵さんに、共演の感想や作品の魅力をお聞きしました。

◆高橋さん演じる零と鈴木さん演じる元は、幼少時代は大親友だったものの、小学校卒業前の“ある出来事”がきっかけで疎遠になってしまった役どころです。共演は初めてだそうですね。

高橋:衣装合わせの時が「初めまして」でした。

鈴木:でも、その時はあまり話せなくて。

高橋:そういう時間やタイミングもなかったですよね(笑)。

鈴木:少しずつ話すようになったのは、リハーサルが始まったころからかな。元と零の関係性も曖昧なところがあったので、1話のよそよそしい感じはリアルが出ているかもしれません

高橋:でも、仁君がどんどん話しかけてくれたので助かりました。僕、人見知りなので。撮影が進むに連れて、お芝居に関してだけじゃなく、プライベートな話もするようになって。どんどん距離が近づいていきました。

鈴木:僕たち自身が仲良くなってしまって、逆に元と零の微妙な距離感を作るのが難しくなっていきました(笑

◆そして、恋人の零と初恋の相手である元の間で複雑な思いを抱える梨奈を演じるのが、井桁さん。高橋さんとは『仮面ライダーゼロワン』で共演されていましたが、その時とは役の関係が大分変わりましたね(笑)。

井桁:『~ゼロワン』では、武器を向け合う関係でしたからね(笑

高橋:それが今回は恋人関係に。あらためて役者って面白い仕事だなと。でも、照れくささはなかったよね?

井桁:楽しんで演じられました笑)。

高橋:最初に恋人役と聞いた時は正直、少し気恥ずかしいところもあったんですけど、いざ現場で一緒になったらすっと零と梨奈の関係になれて。『~ゼロワン』で培った関係性があったので、例えば手をつなぐシーンでも、そのつなぎ方とかタイミングとか、細かいところまで相談できたのも大きかったです。

井桁:『~ゼロワン』の時とは違う私たちのお芝居を見ていただきたいです。

◆ご自身の役については、どうとらえていらっしゃいますか?

高橋:零は明るくて健気で人に優しい、完璧な人間。でも、ちょっと抜けているというか、おっちょこちょいなところがあるんです。そういうかわいらしい一面を梨奈に引き出してもらうことで、零らしさがより出てくるのかなと思います。

鈴木:元は大人びていて、テンションが常に一定。-1とか-2くらいのローテンション状態を常に保っているのが特徴です。7人の元同級生たちの中で元のキャラクターをどう際立たせていくか、探りながら演じました。

井桁:梨奈は冷静に周囲を見て、困っている人がいないか、落ち込んでいる人がいないか、いつも気を配っている優しい子。その分、人を出し抜くのが苦手なのですが、物語が進むに連れて人間性が変わっていきます。梨奈自身の変化はもちろん、零との関係性の変化にも注目してもらえたらなと。

◆そんな零や元、梨奈たちが密室の中で本能むき出しになり、ついには血みどろの殺し合いまで起きてしまうという極限状態が描かれます。

高橋:タイトルが示すとおり、サスペンス色の強い作品だなというのが最初の印象で。台本を読み始めたら先が気になって、頂いた分を一気に読み切ってしまいました。1ページごとに状況が変化していくので、一瞬たりとも気が抜けない。これが映像になるとどうなるんだろうと。

井桁:想像がつかなかったよね。密室劇の中に恋愛があって、サスペンスがあって、謎解きもあって。でも、私は『~ゼロワン』で共演した高橋さんと、映画「4月の君、スピカ。」で共演した鈴木さんがいらっしゃったので、「お2人と一緒ならどうにかなる!」と、思い切って飛び込めました。

鈴木:僕は、他の元同級生役に『3年A組-今から皆さんは、人質です-』で共演したメンバー(大原優乃、若林時英、古川毅)もいたので心強かったです。同じ密室劇ということもあり、その時の経験も生かせるだろうと。ただ、『3年A組~』では高校生の役でしたが、今回はみんな大人の役。その違いは演技にも影響するだろうし、別のメンバーも入ることでどんな化学反応が起こるんだろうと、撮影が楽しみになりました。

◆もしも自分が劇中と同じシチュエーションに放り込まれたら、どうしますか?

鈴木:撮影の合間に、高橋君とそういう話をしたことがあって。僕なら鍵を探したり、ドアを壊すための工具を調達したり、脱出の準備を進める。でも、高橋君は密室でも快適に過ごすために動く、と。結果、閉じ込められても、2人でいたらめちゃくちゃ楽しめちゃうかも…って(笑)。

井桁:確かに、そうなりそう

高橋:外に出たい仁君と、中で生き残ることを考える僕という

井桁:いいコンビだね

鈴木:井桁さんは多分、そんな2人を仕切ってくれるんじゃないかな

井桁:「あなたは、そこでそれをやって!」「ひと段落したから、一旦休憩!」 とかね(笑

高橋:水が残り少なくなったら、ちゃんと教えてくれそう。

井桁:「あまり飲まないで!」って?

鈴木:そのへん、ちゃんと計算してくれそうだよね。

高橋:この3人がいれば、閉じ込められても最強かも(笑

◆では最後に、視聴者へ向けてメッセージをお願いいたします。

高橋:7人のうちの誰かに感情移入して、自分だったらどうするか。もしくは自分が8人目だったらどうするか、という視点で見ると面白いと思います。絶体絶命のピンチが同時に違う場所で起きることもあるので、物語を俯瞰して見るのも面白いと思います。いろいろな表情を併せ持った作品なので、視聴者の皆さんそれぞれに自分なりの楽しみ方を見つけていただきたいです!

鈴木:ギリギリの状況に追い込まれた時、奥底に隠し持っていた本性が露わになる。そういう人間の恐さみたいなものに、ゾクッとさせられる作品です。この作品ならではの“非日常”を楽しんでいただけたらと思います。それと、登場人物のちょっとした表情やしぐさにも謎解きのヒントが隠されているので、そういうところも注目していただけたらうれしいです。

井桁:鈴木さんがおっしゃったとおり、細かい部分にもいろいろなヒントがちりばめられていて。さりげなく置いてある小道具とかにまで。演じている私たち自身も、先々の展開を予想しながら楽しんでいました。一緒にハラハラしながら推理して、密室からの脱出を楽しんでいただけたらと思います。

PROFILE

高橋文哉
●たかはし・ふみや…2001312日生まれ。埼玉県出身。B型。2019年に『仮面ライダーゼロワン』に主演してブレーク。以降、ドラマ『着飾る恋には理由があって』のほか、現在『うきわ-友達以上、不倫未満-』、映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル」などに出演中。映画「DIVOC12」(2021年101日(金)公開)も控えている。TVLIFEにて「高橋文哉の食de世界旅行!」を連載中。

鈴木 仁
●すずき・じん…1999722日生まれ。東京都出身。A型。ドラマ『リバース』で俳優デビュー。映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」では、映画初主演を務めた。その他の出演作に、ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』、映画「ブレイブ 群青戦記」など。10月スタートのドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)にも出演する。

井桁弘恵
●いげた・ひろえ…199723日生まれ。福岡県出身。O型。『仮面ライダーゼロワン』では、女性ライダーを演じて注目を浴びた。その他の出演作に、ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』『警視庁・捜査一課長 season5』、映画「劇場版ほんとうにあった怖い話2020 呪われた家」「グッドバイ」など。ドラマ『お耳に合いましたら。』(テレビ東京系)に出演中。

番組情報

『僕らが殺した、最愛のキミ』
動画配信サービス「TELASA」にて、2021年917日(金)午後8時より独占配信スタート
※第1話無料

(STAFF&CAST)
脚本:高野水登
演出:柴田啓佑
出演:高橋文哉、鈴木仁、井桁弘恵、大原優乃、若林時英、古川毅、宮世琉弥

(第1話STORY)
零(高橋)は、小学生時代のクラスメートでもある恋人・梨奈(井桁)と一緒に、とあるビルの一室で行われる同窓会に参加。在学時に親友だった元(鈴木)をはじめ、明日香(大原)、大翔(若林)、悠真(古川)、薫ら元クラスメートたちと10年ぶりの再会を果たす。しかし、同窓会を企画した薫(宮世)と対面するや、6人は“共通の違和感”を覚え…!?  そんな中、思い出話に花を咲かせ始め、心温まる郷愁の雰囲気に包まれていく面々。ところがこの和やかな空気も、薫の“ある提案”が発端となり、一変することに! しかも突如、ビルの全出口が閉ざされ、7人は密室に閉じ込められてしまい…!?

●photo/小澤正朗 text/海老原誠二

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