◆ということは、お2人とも役のイメージはすぐに湧いてきた感じですか?
天城:しゃべり方については、最初少し苦労しました。スペイン語自体は私も話せるのですが、メキシコ訛りの日本語というのがよく分からなくて(笑)。ですので、日本が大好きなメキシコ人さんの動画などを見て、どんな訛り方なのかを勉強しました。
小澤:私も最初はどうアプローチしようか悩みました。画を見させていただき、そこからイメージしていったのですが、髪が青く、とてもかわいらしさがあり、かつ陶芸家ということで、職人気質な女性かなと思っていたんです。でも最初のテストで、「もっと大胆でバイタリティーがあって、人を巻き込んでいくような自我を持った女性なので、今以上に弾けてください」と言われまして。“全然違った!”と思い、自分が用意した演技プランはササッと捨てました(笑)。
◆では、母親の姫菜から見た娘の姫乃は、どんなところが魅力だと思いますか?
小澤:第1期の第1話から感じていたことなんですが、人見知りせず、しっかりと自分の気持ちを相手に伝えられて、すぐに友達を作ることもできる。そこが素敵だなと思いますね。それに、やりたいことに対して物怖じしない強さもありますし、バイタリティーもある。その部分は母親譲りなのかも(笑)。
◆母親と父親のいいとこ取りをしている感じですよね。
小澤:そうなんです! 落ち着きのあるところは父親の刻四郎さん似で、作品と向き合っている時の集中力はお母さん譲りなのかも。でも、それはさておき、高校生になって陶芸に興味を持ってくれたことが、母としては何よりもうれしいです!(笑)
◆では、天城さんから見た、姫乃を始めとする陶芸部の女の子たちの魅力は?
天城:陶芸を通して、絆を深め合っているのがいいなぁって思いますね。アートってその人の人柄や性格が出ると思うんです。そう考えると、彼女たちがこれからますます仲良くなっていくことで、陶芸作品の質や内容もどんどん変わっていくはずで。今回の第2期ではそうしたところにも期待しています。
◆ちなみに、お2人は普段どんなカップや器を使っているんですか?
天城:私、手がすごく小さいので、手にフィットするものをずっと使っています。その器、マーベル作品のコラボグッズなんですよ。キャラモノを集めるのが大好きで。
小澤:それって、お茶碗なの?
天城:お茶碗とお味噌汁を入れる器ですね。何種類も持ってます。