◆接する時間が多かった分、撮影が終わって別れる時はさびしかったのでは?
さびしかったですね〜。でも、もしいっちゃんがお芝居を続けていたら、またどこかで会える可能性もあるので、その日を楽しみにしています!
◆その時は、彼もすごく成長しているかも…。
そうなったら、第二の母親として感動しちゃうかもしれないですね(笑)。
◆将来、ご自身はどんな母親になりたいと思いますか?
ちゃんと子供のやりたいことを応援できる母親ではありたいと思います。それは私が、自分の母にしてもらったことでもあるんです。上京する時も母がすごく背中を押してくれて、その後もずっと応援してくれているので。理想の母親像を考えると、自然と母の姿を思い浮かべちゃいます。
◆シングルマザーの美帆を、深川さんはどんな女性だと捉えていますか?
美帆は、学校を卒業して、就職して、結婚して、子供を産んで、離婚して今はひとりで敢太を育てている。多分、今までの人生で苦しかったことや傷ついたこともたくさんあったと思うんですが、あまりそれを表に出さず、常に明るく振る舞っているんですよね。そして自分の事だけでなく、自然と周りのサポートもできる。そういうところは、脚本を読んですごく芯の強い女性だなと感じました。なので、基本はどんなシーンでも明るくいようと心がけていました。
◆ご自身で美帆と近い部分、あるいは違うなと思う部分はありますか?
美帆は車に乗るとすごくスピードを出しますし、ハンドルさばきもすごいんです。私はあくまで安全運転なので、そこは全く違いますね(笑)。共通点は、地元が大好きなところ。今はなかなか実家に帰ることができませんが、帰省して地元の空気を吸ったり、家族や地元の友達に会ったりすると、素の自分に戻れるというか、ホントにリラックスできるんですよね。地元の魅力をいろいろな人に知ってほしいですし、そうした“地元愛”の強さは、美帆と似ているかなと思います。
◆共演した森崎ウィンさんの印象は?
今回、役柄的にも森崎さんとはしっかりコミュニケーションを取りたいなと思っていました。とはいえ、お会いするのが初めてだったので“どういう方かな?”と想像しながら撮影に臨んだのですが、とても気さくな方で。明るくて、現場も盛り上げてくださいますし、思っていたよりもスッと仲良くなれた気がします。撮影中も、シーンごとに「ここはどうしていこうか?」と相談しながらできたので、すごく良かったなと思います。