10月スタートのアニメ『ヴィジュアルプリズン』のヴーヴ・エリザベス役などで活躍中の声優・永塚拓馬さんが、10月6日(水)にアーティストデビュー! そこでTV LIFE webでは、2回にわたって特集をお届け! 第一回となる今回は、気になるデビューミニアルバム『dance with me』の内容についてピックアップ! これまでアニメイベントなどで圧巻のステージパフォーマンスを展開してきた彼の特徴を活かす珠玉のダンスチューンなど、全5曲を収録。そこで彼に、今の心境や楽曲の聞きどころを伺いました。
◆約1か月前にアーティストデビューが発表されましたが、その時の感想はいかがでしたか?
もうドキドキでした! いや、ドキドキしかなかったです!!(笑) 実は、アーティストデビューのお話を頂いたのは1年以上前なのですが、発表されるまでは正直実感がなかったです。
◆アーティストデビューのオファーがあった時は、どんなお気持ちでしたか?
驚きました。お話を頂くまでは自分名義で歌うなんて考えたことがなくて、“今頂いている声のお仕事をとにかく頑張ろう!”というスタンスでやっていたんです。でも、こうしてオファーを頂き、歌うことで新しい表現ができたり、ファンの皆さんに何かしらのメッセージをお届けできたりするんじゃないかと思い、お受けすることに決めました。
◆デビューに向けて、ご自身の中で意識したことはありますか?
楽曲を聴いてくださる方に、元気や勇気、それに優しさなど、一つでもプラスになる音楽を作っていきたいという思いが、一番にありました。ジャンルに関しては特別なこだわりはなく、漠然としたお答えになってしまいますが、栄養のあるものがいいなと(笑)。無味無臭で、右から左へスッと抜けていくような音楽ではなく、しっかりと心に残るものにする。それも最初から決めていたことでしたね。
◆そうした中で、1stミニアルバムのタイトル曲でもある「dance with me」はどのような経緯で決まっていったのでしょう?
この曲は最初から用意してもらっていたものでした。僕が音楽を表現する上で、一番フィットするものを選んでくださっていたんです。この曲を最初に聴いた時は、純粋に“かっこいい!”という感想が真っ先に浮かびましたね。それにクオリティが高く、攻めてる曲だな、と(笑)。リズムを取るのが難しそうだし、ここに歌声を入れて楽曲として仕上げるのはなかなか大変そうだなと思いながら、レコーディングに臨んだのを覚えています(笑)。
◆実際に歌ってみて、いかがでしたか?
やっぱり難しかったです(笑)。でも、それ以上に大変さを感じたのが、自分らしく歌うにはどうすればいいかということでした。これまで多くのキャラクターソングを歌わせてもらう機会がありましたが、それらはやはり、どこかキャラクターに守られていたところがあったんですね。でも、今回はそれが一切ない。僕自身が持っているものだけで勝負しないといけないんです。自由はありますが、そのぶん責任も伴う。あらゆる選択肢を自分で判断していく必要があるので、そこはすごくプレッシャーでしたね。