10月8日(金)よりスタートのドラマ『おしゃ家ソムリエおしゃ子!2』(テレビ東京ほか)で、主人公のイエーガー・おしゃ子役を演じる矢作穂香さん。とある理由から「おしゃ家」に住む理想の男性を見つけなければいけない、おしゃ子。しかし、その理想は高く、男性の家にお持ち帰りされては、毒舌で強烈なダメ出しを繰り返していく。そんな強烈なおしゃ子を変顔やハイテンションバトルを交えながらチャーミングに演じる矢作さんに、続編を演じる上で意識したことやシーズン2の見どころを聞きました。
◆まず、シーズン2が決まった時のお気持ちを教えてください。
シーズン1が終わった時からずっと「シーズン2やりたいね~!」ってスタッフさんやキャストのみんなと話をしていたので、それがかなって、とにかくうれしいです。シーズン1よりもさらにいい作品を作っていきたいなっていう気持ちでいっぱいです!
◆シーズン1の反響はどういうものが多かったですか?
去年から、おしゃ子を見てくださった方からたくさん声をかけていただいて、それでお仕事が増えました。それと、現場で「おしゃ子みたいにやって」という要望も頂いたりして(笑)。おしゃ子を見てくださったからお仕事頂けたんだなぁって、すごくありがたかったです。また、視聴者の方から「スッキリした!」とか、「腹を抱えて笑った!」ってコメントが毎回あったのがうれしかったです。深夜ドラマだったので気軽に見て、ただただ楽しんでほしいと思っていたので、そのコメントを頂けたことでちゃんと伝わっていたんだと、本当に良かったなぁという気持ちでいっぱいでした。今回もそういう気持ちで何気なく見ていただいて、「たくさん笑った~」ってなってほしいなと思います。
◆そのシーズン1で演じていて印象に残っているエピソードはありますか?
たくさんあります! やっぱりゲストの方々とのやりとりが印象に残っていますね。始めは誰も男性のお家でのバトルのテンションがどうなるか分からなかったのですが、第1話のゲストで登場した金子大地さんがドラゴンボールみたいなテンションで演じてくださったおかげで、私も「あっ…やっていいんだ!」って許可が下りたような気がして、おしゃ子シリーズのノリができました。この壮絶なバトルシリーズができたのは金子さんのお陰でもあるんです(笑)。あと、シーズン1で出てきた擬音シリーズもシーズン2でも使われているし、新たに増えていってもいるので注目していただきたいです。
◆おしゃ子の好きなところはどんなところですか?
自分をちゃんと持っているところ。本当に持っているから人にアドバイスもできるのがすてきだなって思います。もちろん、私がそこまで人に言えないタイプっていうのもありますし、アドバイスできるほどの知識も持っていないので、ちゃんと自信を持って人に何か伝えられるというのは、おしゃ子ちゃんのすごく良いところだなって。たまに行きすぎている部分もありますが…(笑)。でも、自分の気持ちを伝えるって大事だなって、たまに勉強になっているんですけど、あそこまではさすがに言えないです(笑)。
◆役作りは他の作品とは違いましたか?
最初、シーズン1の時は家具のこととか全く知らなかったので、そういう勉強をすごくしました。今回も、台本を読んで知らない家具やデザイナーの人の名前が出てきたので、相変わらず家具の勉強はしていました。
◆前作でも表情など吹っ切って演じてらっしゃった印象なんですけど、矢作さんの中では殻を破るみたいな感覚でしたか?
気分がどんどんノっていったらあんなことになっていたっていう(笑)。自分の中では意識してやっていたわけじゃないけど、いつの間にかシーズン1でそうなっていて、それが定着した感じです。シーズン2の撮影初日で監督から「表情も含めてシーズン1の感じで」と言われてシーズン1のようになるのがなかなか難しかったです。まず、表情筋がそもそも準備できていなかったです(笑)。
◆美人女優という世間のイメージもあるかと思うのですが、ご自身的には変顔は気になさらなかったですか?
全然!(笑)やれることはやった方が得かなぁって(笑)。もともと変顔が結構得意だったのもあり、そういう部分もファンの皆さんに見てもらった方が、親近感が湧くのかなぁとか、そういう私も見てほしいなぁと思っていたので、おしゃ子はすごい良いきっかけだったなぁって思いました。
◆シーズン2では、シーズン1を経た経験から顔芸や強烈なバトルシーンがさらにパワーアップしていますか?
今回、大丈夫かなっていうのが結構多いんですよね…。パワーアップというか、どんどん酷くなっていってるので、心配の方が…女優じゃなくなってるかもしれないです(笑)。
◆シーズン2の撮影初日はどんな気持ちで臨まれましたか?
年をまたいで同じ役を演じられるっていうのはなかなかないことだと思います。おしゃ子のあのテンションに戻れるかなという不安と緊張、そしてちょっと恥ずかしさもあったんですが、やってみたらやっぱり楽しいなあという気持ちになりました。
◆富田望生さん、MEGUMIさんはシーズン1から引き続き出演、市原隼人さんは特別出演されますがいかがですか?
くすき(富田)とめう江(MEGUMI)さんは変わらずあんな感じで、3人でしゃべっています(笑)。多少変わった部分があるのでそこはドラマで見てほしいです。市原(隼人)さん演じる隠戸についても…見てください! 私からは言えません! まず、私もどうなるんだろう? って思いながら台本を読んで、「あああー!」ってなったのでぜひドラマを見て「あああー!」ってなってください。
◆シーズン1から変わった部分があったら教えてください。
前髪…です! そういうことじゃない?(笑)前髪がぱっつんになりました。あとは前作よりも話数が増えて、個性豊かな男性ゲストの方たちがたくさん見られるので毎回楽しみにしてほしいです。あとスリッパ! スリッパが変わっているのでそこも注目ポイントです!(笑)
◆シーズン2から新キャストとして、今井翼さん、曽田陵介さんが加わりました。お二人の印象は?
今井さんは一緒にお芝居をさせていただいて、とても勉強させていただいています。おしゃ子と今井さん演じる真鱈井の関係性も楽しみにしていてください。曽田さんとはまだ撮影でご一緒していないのですが、第一印象がとてもキラキラした方だったので、パワーをもらえそうだなと思っています。
◆矢作さんがおしゃ子のように男性の部屋でのこだわりポイントがありましたら教えてください。
まず、清潔感(笑)。でも、清潔感の中に生活感がある部屋がいいです。ホテルの部屋って、ホテルだからあのきれいさだけど、人が住んでいる部屋ってやっぱりどこかしら生活感があると思うんです。その人が生きているという証拠だと思うから生活感は感じたいです。あと、個人的にはソファーが気持ちいいかどうかは大事なのです! 落ち着ける空間をいかにどう作れるかに注目します。
◆プライベートで気になっている家具はありますか?
今、棚が欲しいです。鍵を置く場所がなくて、いつも鞄の中にしまっちゃうんですけど鞄ってファッションによって日々変わるじゃないですか。そうすると、「あれ? どこやったっけ?」ってなるのがすごい嫌で。だから、鍵を置いておける棚というか台とかキャビネットが欲しいなぁって思います。
◆最後にシーズン2の見どころをお願いします。
シーズン1からのベースは全く変わらないのですけど、さらに25歳が近づいてくるので、急いで婚約者を見つけないといけないというおしゃ子の焦っている気持ちも前面に出てくると思います。また、予想もしてない「えー! それあり!?」みたいな部屋も出てくるので、また違う魅力がシーズン2ではどんどん見られるんじゃないかなって思います。また、男性ゲストの方たちの個性豊かなお芝居と、それを受けての私のお芝居に注目していただきたいです。台本の段階で既に面白いので! 皆さんに楽しんでいただけるようにゲストの方々と一緒に全力で撮影しているので、ぜひ最後までご覧ください。
PROFILE
●やはぎ・ほのか…1997年3月7日生まれ。千葉県出身。B型。主な出演作にドラマ『ピーナッツバターサンドウィッチ』『ボイス110緊急指令室』など。『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』(Eテレ)にレギュラー出演中。今後の出演作に、2022年1月7日(金)スタートのドラマ『しもべえ』(NHK総合)がある。
番組情報
ドラマ 25『おしゃ家ソムリエおしゃ子!2』
2021年10月8日スタート
テレビ東京ほか
毎週(金)深0・52~1・23
<STAFF&CAST>
原作:「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」かっぴー(大和書房刊)
脚本:我人祥太、山崎恵輔、岩崎う大(かもめんたる)、伊藤正宏、辻健一、村上純(しずる)
演出:太田勇、岩崎う大(かもめんたる)、広瀬陽一、小路紘史、石井純、山口将幸
出演:矢作穂香、 富田望生、MEGUMI、曽田陵介、岩崎う大(かもめんたる)/市原隼人(特別出演)/今井翼
<第1回STORY>
おしゃれな家に住む男性としか付き合えない女、おしゃ子(矢作)がひと目ぼれしたのは、イケメン経営者・石際高目(小関裕太)。無地の地球儀のビジネスをしていて、面白いことが大好きだという石際の部屋へ。しかし、部屋には壁一面のホワイトボードに、ウォーホル風の自画像など“オンラインサロン男子”の典型に、あぜんとするおしゃ子。石際は「◯◯に憧れる男子」だった…!_さらに新たな護衛・真鱈井(今井)が登場。
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/oshako2/
公式Twitter:@tx_oshako #おしゃ子2
©「おしゃ家ソムリエおしゃ子!2」製作委員会
●text/浅野明菜 hair&make/唐澤知子(THE FACE MAKE OFFICE) styling/橋爪里佳