森みはる「果蓮を見つけて“あ! この子だ!”って感じたんです」
◆一番印象に残っていることは?
来栖:やっぱりメジャーデビューですね! サプライズでの発表だったのですが、シンプルにすごくびっくりしたし、もしかしたらデビューできないのかなと諦めていた時期もあったので本当にうれしかったです。
吉井:ね! 私は「TIF」(※「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」)のメインステージ争奪ライブかな。デビュー1年目にして、「TIF」のメインステージを懸けて他のアイドルさんと戦う機会があったんです。それまでグループで何かに向かって戦ったり、ひとつになるということがなくて、ただただ目の前の仕事をこなすということだけをしていたので、メンバー1人ひとりの意志もバラバラだったんですよ。でもそこで初めて意見を言い合ったり、けんかもしたりもして(笑)。結果的にメインステージを勝ち取れて、「ここからだ!」って改めて気合が入ったので、あのライブは自分たちにとって良いきっかけになったんじゃないかなと思います。
森:ほとんどみんなに言われちゃった…(笑)。でも「新メンバーを入れます」って言われた時は、だいぶ変わるなと思ったというか。その当時、私の中では「このメンバーだからやれてきた」という思いが強かったので、新たにメンバーが入ることに対してかなりマイナスなところから入ってしまって。「終わった…」とまで思ってしまったんです。
◆そんなところに、中村さんが加入されたわけですが…。
森:まず“オーディションをするか、しないか”という部分から何度もスタッフと話し合って。最終的にオーディションをすることになったのですが、「一緒に活動していくのは私たちだから、私たちに(新メンバーを)選ばせてください」という条件を出させてもらいました。それで書類審査から面接まで全部関わらせてもらった中で私は早い段階から果蓮を見つけて、「あ! この子だ!」って感じたんです。
◆ビビッとインスピレーションを感じたと。
森:そういう子がいると思っていなかったので自分でも驚きましたが、メンバー全員が「果蓮がいい」と思っていたみたいで。オーディションが始まるまではすごく嫌だったのに、見つけてしまってからはもう早く入ってほしくて仕方がなかったですね。
◆中村さんとの運命的な出会いも経て、今の5人で結成5周年を迎えたわけですね。それを記念してリリースされたミニアルバムの表題曲「トルマリン」は、江嶋さんが作詞を担当されていますが、初めて歌詞を読まれた時の印象はいかがでしたか?
来栖:リーダー(江嶋)は過去にも1曲作詞をしているのですが(※「七色のツボミ」)、その曲とはまた違った印象を受けました。でもたぶん私たちにも言っていない思いやメッセージが込められていて、他の誰にも真実は語れないのかなって。なので、歌詞について深くお話しすることは難しいのですが、今まで歌ってきた曲の歌詞が少しずつ入っているので、ファンの方は聞いていて「あっ!」と思う部分があるんじゃないかなと思います。