◆「言霊」がテーマの作品ということで、皆さんが普段、言霊を感じる瞬間はありますか?
西野:例えば好きな漫画の話をしていたら、作者の方と対談させていただけたことがあって。もちろんそれを知って動いてくださった方が周りにいるわけですが、言わなければ実現できなかったことだと思うので。言って良かったなと思います。
三吉:自分がポジティブな時って今まで接してこなかったような方と出会って新しい企画が生まれたり、仕事に繋がったりするんですよね。自分の精神状態によって、周りに集まってくる人も違うんだなというのを最近すごく感じています。
中村:何かに疲れた時や行き詰っている時に「ありがとう」って言ってもらったり、また自分から言ったりすると不安って和らぐと思うんです。そういった前向きな言葉というのは強い力を持っているなと実感しています。
堀田:私はやりたいことがあると「~したい」じゃなくて、「~する」とはっきり言うようにしています。オーディションで「~します」と言葉にしたり、目標を書いて壁に飾ったり。常に断言するというのを大事にしています。
森田:こういった取材でもそうなんですが、言葉に発することで“私ってこういうことがやりたいんだ”って自分を客観視できますし、気づくことがたくさんあるんですよね。自分を強くしてくれているのは言葉の力だなと思います。
石井:私は大した話ではないのですが(笑)。実はトウモロコシが好きで、それを今年さまざまな友達に話していると、話を聞いた友達みんなが地元のトウモロコシを送ってくれるようになり(笑)。言葉の力のすごさを発見しました。
内田:私も言葉の力を信じています。ダイエット中はお腹が空いていても「空いてない!」って言葉に出して、マインドコントロールするようにしています。でも私にはあまり効果がないので、個人差があると思います(笑)。
◆ちなみに、皆さんにとって大切な言葉や好きな言葉はありますか?
西野:あまりないんですけど、しいて言うなら「何とかなる」ですね(笑)。大変な時期があっても、終わったらあっという間な気がするので。もし何か良くない状況になったとしてもあまり重く受け止めすぎずに“何とかなるしなぁ”と思うようにしています。
三吉:私は「無になる時間を作る」というのを大事にしています。朝起きる時と夜寝る前に、何も考えないようにする時間を作るようにしていて。そうすると気持ちがリセットできて、また次の日を気持ちよく過ごせるようになります。
中村:私も「無になる」って大事だなと思っていて。最近は心に余裕を持たせる時間を積極的に作るようになりました。
堀田:両親からよく言われていた「人に優しく、自分に厳しく」です。私が自分を追い込むことでいいパフォーマンスができるタイプだと、親が見抜いていたんだと思います。これからも周りの方に感謝しつつ、自分を追い込みたいと思います。
森田:堀田さんのすてきなお話の後に申し訳ないんですけど…実は私、お寿司が好きなんです(笑)。つらいことがあっても心の中で「お寿司!」って思うだけで頑張れるんですよね。言葉の響きも好きなので、食べなくても元気になれます(笑)。
石井:私は母からよく言われていた「笑顔で楽しみなさい」です。それこそ“今夜はおいしいご飯を食べよう”など、日常の中に小さな楽しみを見つけることは大事だと思います。笑顔で楽しく過ごすと、一日があっという間に終わります。
内田:私はだまされやすいタイプなので、「ただより怖いものはない」という言葉を自分に言い聞かせています。例えば何か買いたいものがあってそれが無料だったら“大丈夫かな?”って一旦警戒するようにしています(笑)。