10月15日(金)全国ロードショー、「劇場版 ルパンの娘」公開記念カウントダウン特集! 第2弾に登場するのは、主人公・三雲華の両親を演じる渡部篤郎さんと小沢真珠さん。すっかりラブラブな夫婦役が板についたお2人。今回は人気韓国ドラマの名シーンにも挑戦。撮影中の裏話など、楽しいお話を聞かせてくれました。
◆映画化の話を聞いた時の感想はいかがでしたか?
渡部:作品の面白さを認めていただいたという証拠だと思うので、俳優からしてみれば純粋にうれしかったです。製作側にも作品に対する強い思い入れがないと企画は動かないですから、ありがたいと思いましたね。
小沢:私もうれしかったですね。ドラマから脚本がとても面白くて、毎回撮影に入るのが楽しみでしたし、映画になると聞いて、どんな話になるんだろうってワクワクがありました。
◆ドラマ2作を経ての映画化になりますが、夫婦を演じてお2人の呼吸はどんな風に変化してきましたか?
渡部:特に変化してないですよね…?
小沢:(笑)。私は最初のころ、テンションを上げるのが大変だったんです。役柄を掴めていなかったので、渡部さんが「こうしたらいいんじゃない?」ってアドバイスをたくさんしてくださいました。
渡部:僕は初めからずっと楽しくできました。もちろんみんな最初は手探りだったと思いますが、僕も助けてもらいましたし、そうやってみんなでやってきました。
◆1期、2期、そして映画と続いて、さらに距離が近くなったのではと思うのですが。
渡部:そんなことないです。ずっと同じまま。お互い大人ですから、ね?
小沢:(笑)。
◆「こうくるだろうな」って、お互いのパターンが分かったりしたのでは?
渡部:そういうのはあったかもしれないですね。小沢さんに限らず、主演の深田(恭子)さんをはじめ、皆さんのクセみたいなものは分かってきた気がします。
小沢:1期、2期と続いて、いい意味で慣れてきますからね。
渡部:撮影はどんどん進んでいくので、慣れたからといってそこで止まってはいられませんからね。今、振り返って1人ひとりの特徴みたいなものが分かったんじゃないかって思います。
小沢:ただ、慣れって怖いなと思うこともあって…最初のころは(尊と悦子として)イチャイチャしようと思って、お芝居になるとスイッチが入る感じがあったんです。でも慣れてきて、2期ではスイッチをあまり入れなくなる時があったのか、監督から「もっとイチャイチャして」って言われることが、たまにありました。意識しなくなることに関しては、自分の中では悪い面と良い面があったのかなって思います。シーズン2の途中から、監督からは常にイチャイチャしてほしいと言われていたので(笑)。“あ、そうだ、そうだ”って思う瞬間もありました。
◆毎回イチャイチャしなければいけないということは、パターンが同じにならないようになど、試行錯誤されたのでは?
渡部:僕はそんな感じはしなかったけどね。尊と悦子にとっては日常のことだと思って演じているので、パターンを変えなきゃとか、そういうことも考えませんでした。監督から「こんなのどう?」って、きちんとした演出があったので、それに準じてやっていましたね。
◆予告でも流れていますが、韓国ドラマ『愛の不時着』の有名なシーンをお2人でやっていらっしゃいますよね。撮影中のエピソードがあれば教えてください。
渡部:僕は(『愛の不時着』を)見てなかったんです。ご覧になりました?
小沢:見ました。
渡部:僕は見ていなかったので、真剣にやりました。
◆監督からは「こうしてほしい」みたいなことは言われたりは?
渡部:ここで(小沢さんが)落ちてくるので抱き留めてせりふを言ってください、と台本にきちんと書いてあるので、何の迷いもなく、真剣にやろうと思いました。考え出したらそこで止まりますからね(笑)。だって考えたら、おかしな話でしょ?
小沢:いきなり韓国語で話し出したり(笑)。
渡部:だから細かいことは一切考えないようにしました(笑)。
小沢:現場には結構な人数のエキストラさんがいらっしゃって、その中に私が落ちて抱きかかえられるシーンだったんです。抱きかかえられた途端にエキストラさんから「うわー!」って歓声が上がったんですが、その時、渡部さんが「多分、主役と間違えられてるよ」とおっしゃって(笑)。すごく恥ずかしかった覚えがあります。
◆パラシュートで落ちてきて抱きかかえられるのは大変でしたか?
小沢:そんなに…。
渡部:タネ明かし的なことを言うと、小沢さんのそんなにって言うのは、そんなに大したことしてないってことですからね(笑)。
小沢:いえいえ(笑)。
渡部:僕は、無理はできないから! 瀬戸(康史)くんだったらちゃんと抱きかかえると思うけどね。
◆尊と悦子を演じる楽しさは、どんなところでしょうか。
渡部:三雲家は泥棒一家ですが、泥棒が悪い事だとは全然思ってないんです。一般的な家族だと思っている。ただ仕事が泥棒なだけであって。それ以外は、ほかの一般家庭と同じなんです。
小沢:やっていることはいけないことだけど、自分たちは楽しく生きてるんですよね。
渡部:尊は家族のことも、仕事も愛している。僕もお芝居が大好きだし、家族も大事にしています。それと同じことなんですよね。だから職業を抜けば、「日常」と変わらない。そういう意味では、僕は尊を演じるのは、やりやすくて楽しかったですね。
◆そう考えると、三雲家がやっていることは特殊なことではないんですね。
渡部:尊にしてみればね。泥棒が悪いと思ってたら、やるわけないでしょ(笑)。
小沢:私も悦子を演じるのは楽しかったです。渡部さんがおっしゃっている通り、それをベースにお芝居をしていたので、楽しいテンションにいつも持っていけるんですね。だから悦子を演じるのは常に楽しく思えました。
渡部:もうみんな忘れてるかも知れないんですけど、三雲家は一応、義賊なんですよ(笑)。作っている側も忘れてるんだよね。最初は義賊としてのプライドみたいなものがあった。だけど、どんどんどんどん忘れて、純泥棒みたいになってるんですよ。一応ね、悪いやつらからしか盗まないって「体」でやっています。
◆劇場版の撮影中にあらためて感じた、『ルパンの娘』チームの絆やチームワークの良さなどがあったら、教えてください。
渡部:どうですか?
小沢:えーと…。
渡部:(小声で)あんまりないみたい(笑)。
小沢:そんなことないです(笑)。もともとドラマの時からチームワークの良さが作品に出ているんじゃないかと思ってましたけど、今回はコロナ禍という大変な状況の中での撮影でしたし、時期的に寒さもあったんですね。初めて遠方で撮影もしましたし、それによってよりチームワークが強まったかなって思います。
渡部:時期が時期なだけに、1人ひとり大変な思いがあったと思います。体に気をつけないといけないし、完成させなきゃって使命感もありましたし。そんな状況をきちんと乗り越えて、一体感が強まったというか。1人ひとりが偉かったなと思います。
PROFILE
渡部篤郎
●わたべ・あつろう…1968年5月5日生まれ。東京都出身。1995年に出演した映画「静かな生活」で数々の映画賞を受賞、高い演技力が評価される。最近の出演作に、ドラマ『アバランチ』、映画『マスカレード・ホテル』などに出演。
小沢真珠
●おざわ・まじゅ…1977年1月3日生まれ。東京都出身。1993年ドラマ『神様の罪滅ぼし』でデビュー。昼ドラ『牡丹と薔薇』のいじめ役で人気を博す。以降、ドラマ『新・風のロンド』、映画「翔んで埼玉』など、数々のドラマや映画に出演するほか、バラエティ番組でも活躍。
作品情報
「劇場版 ルパンの娘」
2021年10月15日(金)全国ロードショー
(STAFF&CAST)
原作:横関 大『ルパンの娘』シリーズ全5作(講談社文庫ほか)
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:サカナクション「ショック!」
出演:深田恭子、瀬戸康史、橋本環奈、小沢真珠、栗原類、どんぐり(竹原芳子)
観月ありさ/岡田義徳、太田莉菜/藤岡弘、(特別出演)
市村正親、大貫勇輔、小畑乃々、マルシア、信太昌之、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎
ほか
(STORY)
代々泥棒一家の “Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)は、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)と恋に落ちる。“Lの一族”という正体を隠しながら、平凡な暮らしを夢見る華は、困難を乗り越え和馬と結婚。杏(小畑乃々)という娘も生まれ、家族間の問題に振り回されながらも幸せに暮らしていた。そんなある日、華の父・尊(渡部篤郎)は「泥棒引退」を宣言。迷惑をかけた華と和馬に新婚旅行をプレゼントする。しかし、そこには史上最大のお宝を求める“Lの一族”の最後のお仕事が仕組まれていて…。
公式サイト:https://lupin-no-musume-movie.com
公式Twitter:@lupin_no_musume
公式Instagram:@lupin_no_musume
©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会
photo/金井尭子 text/佐久間裕子
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2021年10月21日(木)23:59