10月15日(金)全国ロードショー、「劇場版 ルパンの娘」公開記念カウントダウン特集! 最終回となる第3弾に登場するのは、三雲華の夫・桜庭和馬を演じている瀬戸康史さん。今、あらためて思う桜庭和馬という人物や作品の魅力、またLの一族が狙うお宝にかけて、瀬戸さんご自身の「お宝」についても教えてもらいました!
◆劇場版の脚本を読んだ時の感想から聞かせてください。
いつもなんですが、今回さらに「どういうこと!?(笑)」と思うシーンが多く、字だけでは分からないところが多々ありました。なので、仮本編を観た時に「ここはこうなっていたんだ」という場面が結構あって。自分が関わっていないシーンは、特にそう思いましたね。例えば、三雲家が凍っていくシーンは大爆笑で、どんぐりさんの入れ歯や、(小沢)真珠さんがくしゃみの途中で凍るシーンは本当に面白かったです。
◆テレビシリーズ2作を経ての劇場版。共演者の皆さんとのチームワークはいかがですか?
チームワークは、シーズン1からとても良かったです。劇場版の撮影はシーズン2のすぐ後で、スタッフ陣も同じ方が多かったので、いい雰囲気でやれていたと思います。
◆劇場版らしいスケールの大きい映像で、海外ロケなのかと思いきや、実は日本で撮影されていたとか。
大勢いるロケは、背景のみCGです。渡部さんと真珠さんの「愛の不時着」のシーンは、「ここに山があって…」とCGで入る背景の説明がありました。「だからこういうリアクションをしてほしい」と(笑)。
◆CGを使った撮影ならではの面白さはどんなところですか?
完成して初めて「こうなっていたんだ!」というワクワク感や、新鮮な感じがありますね。和馬がてんとう虫3号のコックピットにいる場面も、「こんなふうになってるんだ!!」と楽しく観ることができました(笑)。てんとう虫3号は毎回すごいんです。今回も細かいところまでこだわって作られていて、CGチームの気合いを感じますね。
◆桜庭和馬を演じる楽しさって、どんなところですか?
脚本通りにやれば楽しくなります。僕は、本当に脚本通りにやっているだけで(笑)。だから脚本が面白いんです。監督やプロデューサー、脚本家といった生み出している人がすごい。しかもその面白さをどんどんどんどん更新しないといけないじゃないですか。そう考えると、大変だろうなって思います。
◆瀬戸さんが感じる和馬という人物の魅力は?
抜けているところがチャーミングだと思います。今回も華を悲しませておいて、“それ!?”っていうシーンがありますから。ひどいですよね(笑)。だから完璧なヒーローではなく、ダメなところもいっぱいある。そもそも捕まえる側なのに捕まっちゃいますし。でも熱い男だし、敵がどれだけ多かろうと立ち向かう強さもある。抜けているところがかわいくて、熱い一面もあるのが魅力だと思います。
◆キャスト勢ぞろいのミュージカルシーンがありますが、撮影中の裏話などあったら教えてください。
あのシーンは大変でした(笑)。全員そろうので、まず立ち位置を覚えないといけないですし。ミュージカルシーンはいつも大変なイメージがあります。ミュージカルの直前のシーンの撮影が非常に寒い場所で、どんぐりさんがマジで凍りそうでした。目をつぶってガタガタガタガタ震えていらっしゃって。あんなどんぐりさん、初めて見た(笑)。
◆アクションシーンで、「ここは特に大変だった」というシーンはありましたか?
全部です。アクションは全部苦労したんですよね(笑)。今回はジャケットを使ったアクションもあり、それが難しかったです。太田莉菜さん演じるナターシャとの戦いでは、刃物を持って襲ってくるので、相手との呼吸も合わせないといけないのが大変で。ジャケットをギュッと持って相手の刃物を避けるので、カットによって「ここは長めに持ったほうが巻きやすいですね」とか、「長めに持ったほうが張りが出るので跳ね返しやすいですね」とか、ジャケットのどの部分を持つかによって、違ってくるんですね。それが難しいんですよ。
◆アクションシーンのために体作りみたいなものはされたんですか?
アクションのために、『ルパンの娘』のシーズン1からずっとトレーニングは続けています。一度作った体はキープしないといけなくて、そうしないとケガをしてしまうんです。体に守ってもらわないといけないから、そのために鍛えていました。そういう意味ではトレーニングに休みはなかったですね(笑)。
◆『ルパンの娘』をやる前は、トレーニングはしていたんですか?
ストレッチぐらいでした。筋肉が増えれば自然と体重も増えるので、体そのものが変わりましたね。
◆今の体に変わって、メリットは感じますか?
何だろう? 筋肉がついたので、スーツは似合うようになりましたね(笑)。
◆劇場版は、Lの一族の家族愛がさらに濃く描かれています。瀬戸さんが三雲家、桜庭家のすてきだなと思うところを教えてください。
どちらもすごいのは、伝統を守っているところだと思います。桜庭家はコミュニケーションを頻繁に取る家族ではないと思うけれど、全員が警察関係者だからか、心を読んだり目線一つでいろんなことを受け取れるし、与えられると思うんです。だからあまり言葉がなくてもお互いのことを知っているんじゃないかと妄想できる(笑)。三雲家は、家族で食事をするシーンも多いので、みんなバラバラのようでまとまっている感じはします。
◆ドラマ2作、劇場版と、桜庭家の皆さんの人間味がどんどん出てきている気がします。
泥棒一族に振り回されているところは面白いですよね。いい意味で三雲家に染まっていき、それによって人間らしさを取り戻したというか。もしかしたら、彼らがもともと持っていったものを引き出してくれたのかもしれないですね。
◆Lの一族は常に「お宝」を追いかけていますが、瀬戸さんにとって、今の「お宝」は何でしょうか?
家族です。家族の愛は常に感じます。家族のLINEグループがあって、それが動くたびに“オレたち仲いいな”って思います。例えば、台風が来た時は、「雨、大丈夫?」って送ったり。そういうことを言い合えるって、とてもすてきなことなんじゃないかと思います。
PROFILE
瀬戸康史
●せと・こうじ…1988年5月18日生まれ。2005年にデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。2021年12月には主演舞台「彼女を笑う人がいても」が上演予定、2022年2月に公開予定の城定秀夫監督作品、映画『愛なのに』に主演する。
作品情報
「劇場版 ルパンの娘」
2021年10月15日(金)全国ロードショー
(STAFF&CAST)
原作:横関 大『ルパンの娘』シリーズ全5作(講談社文庫ほか)
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:サカナクション「ショック!」
出演:深田恭子、瀬戸康史、橋本環奈、小沢真珠、栗原類、どんぐり(竹原芳子)
観月ありさ/岡田義徳、太田莉菜/藤岡弘、(特別出演)
市村正親、大貫勇輔、小畑乃々、マルシア、信太昌之、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎
ほか
(STORY)
代々泥棒一家の “Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)は、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)と恋に落ちる。“Lの一族”という正体を隠しながら、平凡な暮らしを夢見る華は、困難を乗り越え和馬と結婚。杏(小畑乃々)という娘も生まれ、家族間の問題に振り回されながらも幸せに暮らしていた。そんなある日、華の父・尊(渡部篤郎)は「泥棒引退」を宣言。迷惑をかけた華と和馬に新婚旅行をプレゼントする。しかし、そこには史上最大のお宝を求める“Lの一族”の最後のお仕事が仕組まれていて…。
公式サイト:https://lupin-no-musume-movie.com
公式Twitter:@lupin_no_musume
公式Instagram:@lupin_no_musume
©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会
photo/金井尭子 text/佐久間裕子
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2021年10月22日(金)23:59