10月23日(土)放送の『悲→喜カメ ポジティブになるための自分を操る究極の超スゴいズームバック思考法』(NHK総合)に出演する秋山竜次さんと仲里依紗さんにインタビュー。
理不尽や不合理だらけの世の中で直面するさまざまな「悲劇」を、ズームバックすることで「喜劇」へと変換していくチャレンジングな番組『悲→喜カメ』。心理学・メタ認知の手法を利用した、厳しい現実を一発逆転できる“あなたを元気にするヒント”を届けていく。
そこで、架空の協会・日本ズームバック協会の始祖・引山澄漠山(ひきやまずむばくざん)に扮する秋山竜次さんと、同協会の広報担当に扮する仲里依紗さんに、番組の収録の雰囲気や見どころを聞きました。
◆“チャレンジングな番組”とのことですが、収録を終えてみていかがですか。
仲:「引きで見る」という発想になるほどな、と思いました。ネガティブに考えがちな今の時代にすごく良いんじゃないかな。私は秋山さんのことをすごくリスペクトしているので、秋山さんの新たなキャラクターも見ることができて楽しい収録でした。
秋山:この番組はコント番組でもないし、情報番組でもない。一体どこにいるんだ、というシュールな雰囲気で進む不思議な番組でした。まず「ズームバックの始祖をやってほしい」と言われたときは全く理解ができませんでした。なんでしょうね、その協会は。でもその協会はもう決まっていたので…(笑)。「引きで見る」という新鮮な発想には、なるほどなと思いました。
◆「引きで見る」という学びは普段の仕事でも活かせそうですか。
仲:ドラマの撮影で長ぜりふや説明ぜりふがあるときにすごく緊張するのですが、一度引きで見てみると意外と携帯を見ていたりするスタッフさんがいるんですよ。みんながみんなこっちを見ているわけではないと知ることで、自分のペースで演じられるようになった気がしていて。
秋山:確かに。この番組をどんなに緊張して収録していても、引きで見たら渋谷なんて「君たちが撮影していることなんて知らないよ」って。街規模で見ればいいんですね。すごい考え方だなあ。
◆秋山さんは、仲さんとの共演はいかがでしたか。
秋山:めちゃくちゃやりやすいですよ。何度か共演しているんですけど、そのたびに僕が変な扮装をしていたり、変な子役で2時間ドラマを撮った時も僕をずっと子役として相手してくれて(笑)。本当に器の大きい方だなって思いますね。
◆既にチームワーク抜群ですね。秋山さん扮する引山澄漠山の秘話があれば教えてください。
秋山:引山は衣装決めから髪、髭までかなりこだわりました。まず和なのか洋なのか、和だけだと仙人感が出すぎてしまうから中にベストを入れたり…。結構、試行錯誤しましたね。髭なんて特注のぐるんぐるんの髭ですごいんですよ。不思議な空間なので、よくいる教授にはしたくなかったんです。引きで見たらベーカリープロデューサーにしか見えないな…。都内に何軒か出してみようかな。
◆お2人は番組の見どころはどんなところにあると思いますか。
仲:番組の中で、自分にとってはネガティブなことも、ゲーム感覚で乗り越えることによってポジティブに捉えていくという発想を紹介していたのですが、そういった手段をとれたら物事が良い方向に進みそうだなと勉強になりました。私もぜひやってみたいです。
秋山:僕はドラマですかね。「引きで見る」ことを説明するための再現ドラマがあるのですが、それが不思議な映像で。思い付きで終わるものをわざわざ映像化しているところも面白いですし、「いやいや、そんなわけないだろ」とツッコみながら見てほしいですね。
◆“元気でいるヒントを届ける”という番組の趣旨にちなみ、お2人から元気でいるためのヒントをお願いします。
仲:自粛が長く続いてなかなか生活にメリハリがつかない状態ですけど、一度引きで見てみると苦しい状況の中でも楽しめる情報が入ってきたりしますよね。気持ちをポジティブな方向へ持っていくことができると思うので、“引きで見てみる”というのは大事な発想なんじゃないかなと思います。
秋山:そうですね、元気がない…。ニンニク注射でも打ったらいいんじゃないですか。栄養ドリンクやタウリン、カフェイン、その辺も良いかもしれないですね。あとは、番組もどこかしらに生かせることがあるかもしれませんし、行き詰った時に見ていただいて、ポジティブな思考回路になるきっかけになればと思います。…じゃあちょっとパン屋を。どの辺が良いかな。
プロフィール
仲里依紗(なか・りいさ)…1989年10月18日生まれ。長崎県出身。B型。
秋山竜次(あきやま・りゅうじ)…1978年8月15日生まれ。福岡県出身。B型。
この番組の写真
番組情報
『悲→喜カメ ポジティブになるための自分を操る究極の超スゴいズームバック思考法』
NHK総合
2021年10月23日(土)後9・50~10・20
©NHK