高田夏帆「初めてのラブシーンなので、恥ずかしくて赤面しちゃいます」『凛子さんはシてみたい』

特集・インタビュー
2021年10月18日

 

高田夏帆インタビュー

10月19日(火)スタートのMBS/TBSドラマイズム『凛子さんはシてみたい』で主人公の雨樹凛子を演じている高田夏帆さん。“未経験”の男女2人の初体験から始まるラブストーリーに挑んでいます。初共演の戸塚祥太さんの印象や、“できる女” “いい女”と評されるキャラクターを演じるに当たって役作りしたことを教えていただきました。

 

◆大人気コミックスのドラマ化ですが、原作を読んだ感想はいかがでしたか?

このお仕事を頂くまで原作を知らなくて。タイトルからして「シてみたい」の「シ」がカタカナだったので、「え、そういうことなの?」と思いました。メインの男女2人が処女と童貞という設定で、日本では取り上げづらいセンシティブな内容をコミカルに表現していて。でも濃厚なシーンはデリケートに描かれていたので、原作を読んですぐに「凛子さんをやりたい」と思いました。マンガ原作のドラマ化も初めてで、いつかやりたいなと思っていたので、夢がかなった気持ちです。

◆上坂弦を演じる戸塚祥太(A.B.C-Z)さんの印象を教えてください。

コロナ禍ということもあり、本読みもなくて、戸塚さんに初めて会ったのがクランクインの日だったんです。最初に「よろしくお願いします」とごあいさつしたら、「何かあれば僕を頼ってください」と言ってくださって。心の柱が見えた気がしました。頼りになる存在なんだなって安心感がありましたね。最初はそんな印象でした。

◆そこから変化していったと。

クールに見えたけど、しゃべりだすと意外と天然なところもありました。この作品は“うぶキュンラブストーリー”なのに、なぜか「うずキュン」ってずっとおっしゃっていたり、親指と人差し指で作る指ハートもなかなか出てこなくて、SNSの「いいね」みたいに親指を立てたりしていらっしゃいました。それからラブシーンのことを「実技」っておっしゃるので面白かったです。

◆では役柄についてお聞きします。雨樹凛子という役と共通する部分を教えてください。

原作と台本を読んで、凛子さんが恋愛に対しては潔癖というか、突拍子もないところがあったので、そこはちょっと似ているかなって思いました(笑)。マネージャーさんに「夏帆ちゃん、似てるよ」と言われて、ハッとしたんです。でも確かにそうかも知れないと思いました。

◆具体的にはどんなところが似てるんですか?

今でも家のテレビでラブシーンが流れたら恥ずかしくなるくらい、過敏に反応してしまいます。だから家族でドラマや映画を見る時は、そういうシーンがない作品を選んで見ています。実は父にもこのドラマに出ることを言わずにいたんですね。そしたら数日前に「ドラマをやるんだってな。タイトルを教えて」と聞かれたんです。タイトルを言ったらお父さんドキッとしちゃうと思いながら、「『凛子さんはシてみたい』ってドラマで…」と教えたら「『凛子さんは話してみたい』か。放送はいつなんだ」って聞かれたけど、「まだ放送日は決まってなくて…」と言いました(笑)。でもその場で検索し始めて、マンガが出てきたんですね。そしたら「相手は誰なんだ」と。「戸塚さんです」と写真を見せたら、父が沈黙するという気まずい時間が流れました。

高田夏帆インタビュー

◆監督やプロデューサーの方から凛子さんについて「こうしてほしい」というお話はありましたか?

ラブシーンをするのは初めてというお話をしたら、そういうシーンは役に没頭すればいいと思いますよと言われました。なので毎回ドキドキしながら撮影しております。

◆凛子さんは27歳にしてウェディングプランナーのチーフとして活躍していて、容姿端麗という設定。いわゆる「いい女」を演じるにあたって、どんな役作りをしていますか。

マンガを見ればそこにいるので、あとは私が原作の凛子さんにどれくらい近づけるかなのかなって思っています。脱ぐシーンもありますし、出演が決まった瞬間から筋トレをして、せめてもの自分磨きを始めました。ボディクリームも毎日塗るようになりました(笑)。

◆では高田さんが思う「いい女」ってどんな女性でしょうか。

劇中に、仕事でお付き合いのある緋山さんというカメラマンの方と食事に行って、その帰りに「私も半分払います」って言う場面があるんです。そういうことをサラッと言える女性はすごくカッコいいなって思いました。洋服で言えば、シンプルな白Tにジーンズを着こなすような、メンズライクなファッションの女性もカッコいいなって思います。

◆凛子さんは脱・未経験をするために、同期の上坂弦と協定を結びますが、高田さんには“脱・○○”したいことってありますか?

何だろうな…。脱・赤面症。私、すぐ顔が赤くなっちゃうんですね。顔に出ちゃうんですよ。ヘアメークさんを困らせちゃうんです。

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◆ラブシーンの撮影は大丈夫ですか?

私、隠しているつもりなんですけど、どうなってるか分からないです。ラブシーンの撮影はカットがかかった瞬間におどけたりしちゃうんです。照れ隠しで「むー」ってほっぺを膨らませたり(笑)。何も気にしてないですけど、って平然とやってるフリをしちゃうんですね。

◆その時の現場の反応が気になります。

どうなんだろう(笑)。周りを見る余裕がないから分からない! ただ自分の顔がカーッとなる瞬間は分かるんです。撮影中で印象に残ってるのは、初めて服を脱いだ戸塚さんの体を初めて見た時、赤くなったと思います。「カッコいい、ヤバイ!」ってなったのは覚えてます。

◆今後、演じてみたい役柄を教えてください。

今回、初めてラブシーンをやって、恥ずかしくて赤面してしまうけれど、考えることがすごくたくさんあったんです。マンガ原作も初めてでしたし。モニターでチェックした時に「恥ずかしい」よりも「自分ってこんな顔するんだ」って発見があったし、後になって「ここをこうすれば良かった」って悔しい思いもたくさんありました。だからラブシーンに再び挑戦するのもアリかなって思います。

PROFILE

高田夏帆インタビュー

高田夏帆
●たかだ・かほ…1996年5月31日生まれ。東京都出身。A型。『仮面ライダービルド』のヒロイン・石動美空役を務めたほか、2015年より『王様のブランチ』のリポーターを務めている。2022年度前期NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」への出演を控える。

番組情報

『凛子さんはシてみたい』

『凛子さんはシてみたい』
2021年10月19日(火)スタート

MBS 毎週(火)深0・59~1・29
TBS 毎週(火)深0・58~1・28
※初回のみ、MBS深1・14~、TBS深1・43~放送

(STAFF&CAST)
原作:藤田みお 脚本:倉光泰子 監督:椿本慶次郎
出演:高田夏帆、戸塚祥太(A.B.C-Z)、筧美和子、飯島寛騎、ゆん、飯塚健太 ほか

(STORY)
誰もが認めるいい女・凛子(高田夏帆)。完ぺきに見える彼女だが、27歳にして未だ処女というコンプレックスを密かに抱えていた。ひょんなことから同僚の上坂(戸塚祥太)が童貞と知った凛子は、秘密を隠してラブホテルに誘う。

公式HP:https://www.mbs.jp/rinkosanhashitemitai

公式Twitter:@rinkosan_mbs

公式Instagram:@rinkosan_mbs

©「凛子さんはシてみたい」製作委員会・MBS

 

photo/干川修 text/佐久間裕子

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<応募締切>
2021年10月25日(月)23:59

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