若手起業家の熱いストーリーが人気を呼んだ『会社は学校じゃねぇんだよ』の続編、『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』がABEMAにて10月21日（木）から放送開始。イタいくらいにアツい主人公・鶴田祐介を演じる野村周平さんと、祐介の恋人役・常田智美を演じる藤井夏恋さんに、ドラマのことはもちろん、今2人が熱くなっているものについて教えてもらいました。
◆出演することが決まった時の率直な気持ちはいかがでしたか？
野村：1作目がかなり話題になっていたので、その作品の続編に主演として呼んでもらえてうれしかったです。
藤井：お話を頂いた時はすごくビックリしました。アーティスト活動を今後も継続していくことはずっと考えていましたが、何か新たな挑戦をして活動の幅を広げたいなと思っていた時期だったので。そのタイミングでこのお話を頂き、（ドラマ出演ということで）不安なこともあり最初はちょっと迷いましたが、出演させていただくことを決めました。
◆今回も熱いドラマになりそうですが、脚本を拝見すると野村さんは長いせりふが多い印象です。やはり覚えるのは大変でしたか？
野村：最初は大変でした。でも今は少しずつ慣れてきて、流れで覚えられるようになりました。
藤井：スタッフさんから聞いたんですけど、脚本を書く時に祐介は長台詞キャラにしようって話があったそうで。確かに長台詞がたくさんあるなって思いました。
野村：何でそんなこと知ってるの…？
藤井：たまたま聞いたんです（笑）。
野村：確かに長い！ 台本1ページはもちろん、2ページ分のせりふもあるからね。
◆ビジネス用語や専門用語も多いと思いますが、覚えるコツってあるんですか？
野村：勉強ですね。脚本を読みながら暗記します。難しいけど、やたら出てくるので言い慣れてきますし。でも台本上で説明してくれているので、どういう言葉なのかはそこで分かるし、役作りとして起業家の方のYouTubeを見て参考にしてます。
◆藤井さんは役作りのためにしたことは、何かありますか？
藤井：私は今、ブランドのディレクターをやらせていただいているんですけど、毎日のように「どうやったらうまくいくんだろう」と打ち合わせをするので、その経験が役に立ってます。
◆お互いの印象はいかがですか？
野村：きましたね、その質問！（笑）
藤井：きましたね（笑）。
野村：作品に入る前から悪い人じゃないのは知っているので、毎回共演者の方の印象は、案の定悪い人じゃなかったっていう感じです。俺は「悪い人だと思ってた」って言われるけど（苦笑）。“怖い人”という印象を持たれることが多いんですが、実際に会ってみると「いい人」って言われる。毎回そう言われるので、ショックです（笑）。
藤井：私は俳優としての作品や、バラエティ番組などに出演している野村さんも見たことがあったので、面白い方だなと思っていました。なので、もともと性格がいい方なんだろうなと思っていたけど、実際お会いしてみると、まさにその通りで。
野村：うれしいです。
◆藤井さんは本格的に演技に挑戦するのは初めてとのことですが、いかがですか。
藤井：実際にキャストの皆さんとお芝居していると、せりふの間やスピード感といった細かい部分で表現するのが難しいなと思いました。ただその分、吸収できることがたくさんあるので、楽しいです。
野村：この前、「俳優って大変ですね」って言ってたもんね。
藤井：はい。でも私が所属している事務所にもたくさんの俳優さんがいらっしゃるので、その方たちのお話を聞いていると、“毎日の役作りとか大変そうだな”ってイメージは以前からあったんです。だから実際に現場に行くと、楽しいことのほうが多いですね。
野村：上から目線になっちゃうけど、藤井さんは堂々たる立ち居振る舞いですよ。現場に迷惑をかけてないし。逆に俺のほうが迷惑をかけてるくらいの感じで（笑）。
◆作品の中では恋人同士という設定ですが、野村さん演じる祐介と藤井さん演じる智美、2人の関係性についてはどう思いましたか？
野村：藤井さん、どうですか？
藤井：智美の、恋と仕事に揺れ動く感じがリアルだなって思いました。せりふにしても“こうなるよな”って思いますし、祐介といて悲しくなることもあれば、楽しいシーンもいっぱいあるし。智美の感情がゆらゆらしている感じが面白いですね。
◆もし恋人の気持ちの比重が仕事のほうに傾きそうだったら、野村さんはどう思います？
野村：う〜ん…どうかな。実際だったら悲しいですね。でも、これはドラマなんで！（笑） ただ実際のことでも“しゃーない。仕事大事だよね”ってなると思います。祐介と智美の関係にしても、ドラマの見どころの一つになると思うので、楽しみにしていてください。
◆現場はどんな雰囲気なんですか？
野村：監督の藤井（道人）さんがずっと一緒にやってきたチームなので、スタッフと意思疎通できていますし、いい現場だと思います。
藤井：私にとっては初連続ドラマの現場なので、とても刺激的です。藤井監督の作品って、撮り方が他の作品と違うと思うんですね。藤井監督も「ちゃんと表情が見えるように藤井組は撮るので、芝居することを意識しないでください」と言ってくださったので、初めての現場が藤井組で良かったなって思います。
◆ところで、今自分の中で熱くなれるものって、何かありますか？
野村：釣りです。多分、俺の釣り魂は、今芸能界一熱い！ 今年から始めたんですが、仕事が忙しくなって釣りに行けなくなるとイライラしてきます（笑）。
◆そこまで熱くなる「釣り」の魅力って？
野村：いいんですか？ 3時間くらい語りますよ？（笑） 釣りって、狩りなんです。俺は魚を狩りに出てるんです。そしてエサじゃなくルアーで魚を釣る。それがどれだけ難しいことか。特にデカい魚がかかった時はたまらない！ 魚にしてみれば、釣り上げられるってことは、生死にかかわるわけじゃないですか。その必死の魚をどう釣り上げるか、そのファイトがたまらない！ 釣り上げるためには、パワー、テクニック、忍耐力…すべてが必要なんです。
藤井：すごく楽しそう。
野村：うん。あと、“自然っていいな”って思うんだよね。船に乗って海に出ると、俺らは自然に生かされてるなって感じます。
◆藤井さんは、熱くなる瞬間はありますか？
藤井：うーん、何だろう…。私、実はあまりないんですよね。
野村：ダンスは？
藤井：もちろんダンスは好きですけどね。でも、常にお仕事のことを考えるのは好きですね。最近は歌詞を書いてみたりする時間が楽しいです。思い浮かんだ言葉を書いてたんですけど、それじゃ言葉が繋がらなくて。いつまで経っても歌詞にならないから、最近はタイトルだけ決めて、そこから歌詞をバーッと書いていくのが好きです。
◆そろそろ秋から冬へ向かっていく時季ですが、この季節になると食べたくなるものはありますか？
野村：今は年がら年中、魚を食べてます。これからまた新たな魚のシーズンも始まりますからね。魚って、いっぱいいるんですよ！
藤井：釣った魚を食べることもあるんですか？
野村：うん。包丁も買ったから、釣った魚は自分で捌くよ。三枚にも下ろせます！
藤井：すごい！ 私も去年からお肉より魚が好きになったんです。お寿司も焼き魚も好きで。料理も好きだから、魚の内臓もちゃんと取ったりします。
野村：おお、偉い！ 俺は、今度は鮪を捌く刀みたいな包丁を買おうと思ってる。
藤井：野村さんが釣った魚、食べてみたいです！
野村：うん、いいよ。俺、キャラじゃないけど、料理にハマっているので！ これからの魚は脂が乗って、みんなうまいよ（笑）。
PROFILE
野村周平
●のむら・しゅうへい…1993年11月14日生まれ。兵庫県出身。2009年アミューズ全国オーディションでグランプリを受賞。ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』『泣くな研修医』などに出演。WOWOW『HI-FIVE～URBAN SPORTS for LIFE～』ではMCにも挑戦中。
藤井夏恋
●ふじい・かれん…1996年7月16日生まれ。大阪府出身。ダンス＆ボーカルグループ・Happinessのボーカル＆パフォーマー。2021年7月にファッションブランド「NEROLI」を立ち上げ、ブランドディレクターを務めている。
番組情報
『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』
2021年10月21日（木）スタート
ABEMAにて 毎週木曜 後10・00〜
（STAFF＆CAST）
監督・脚本：藤井道人
出演：野村周平、藤井夏恋、佐野玲於、三浦翔平 ほか
（STORY）
鶴田祐介（野村周平）は大学ビジネスコンテストに優勝し、同級生の佐藤健吾（佐野玲於）と共に企業することを決める。ビジコンの仲間であり、学生時代からの恋人でもある常田智美（藤井夏恋）の力を借りて、上情企業の社長・藤村徹平（三浦翔平）から出資を受けるが、鉄平にはとある思惑があった…。
©AbemaTV, Inc.
photo／関根和弘 text／佐久間裕子 hair＆make／Tomoca Kitsunai（藤井） styling／Tsuyoshi Kurata（藤井）
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