『~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z』がテレビ東京系で10月24日(日)後9時よりスタートする。MCを務めるのは、テレビ東京で初のMCとなる木梨憲武。未来のスターたちの“見届け人”となるMCの木梨と、池谷実悠アナウンサーにインタビューを行った。
同番組は伝説のオーディション番組『ASAYAN』の系譜を受け継ぎ、Z世代の若者に夢と希望を与え未来のスターを発掘していくオーディションドキュメンタリー番組。番組では、LDH JAPANが仕掛ける史上最大のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」の独占密着や、弾き語りオーディション、テレビ東京深夜ドラマの主役オーディションなどを放送する。
◆まず、テレビ東京でオーディション番組をすると聞いた時はどう感じましたか? また、MCのオファーを受けた時の心境を教えてください。
木梨:LDHの会長HIROさんからご指名を受けまして、私で良ければと承諾しました。今はたくさんのオーディション番組がありますが、僕も結構見ているんですよ。実は僕、見ているうちに…気持ちをどんどんやられていくタイプで…(笑)。「わー、この子頑張れ!」と応援したりして楽しんでいます。今回そういう番組が始まると聞いてMCをするというよりも、これから来る子が楽しみで、間近で見られる喜びを感じています。
◆初収録はいかがでしたか?
木梨:何万人の方たちから応募があって、既に何人かが選抜されたと聞きました。若い子がたくさんいましたが、小学生の子なんかもいて、あまりのレベルの高さに驚いています。
◆池谷アナが、ゴールデン帯のMCが初めてだったとのことですが。
木梨:本番中に「オーディションに行ったことがある?」と聞いたら「ある」と返ってきたんですよ(笑)。テレビ東京のアナウンサーになる前の大学1年生の時に受けたらしいです! どちらのオーディションに行ったんだっけ?
池谷アナ:欅坂46さんのオーディションに…(笑)。
木梨:ちなみに今ここにいるということは…?
池谷アナ:残念ながら…(笑)。隠していたわけではないですが落ちているし、「憧れてたんだ~」と思われるのが少し恥ずかしいかなと思って、今まで発表はしていませんでした(笑)。
木梨:欅坂46のオーディション経験のある池谷アナが、今はオーディション番組のMCとして出演となって…心境はどうですか?(笑)
池谷アナ:同じZ世代の若い方々が人生を賭けていらっしゃっているんだなと思うと、自分も頑張らないといけないなと勇気をもらえますし、昔の自分を見ているような気持ちになりました(笑)。
木梨:池谷アナが、“なぜ欅坂46を落ちたか”というと「全力で踊りすぎたから」らしいですよ(笑)。
池谷アナ:多分怖かったのでしょうね…。
木梨:でも張り切って頑張ったんだもんね!(笑)そういう若い子たちを見ていると、我々おじさんたちも参加したくなるけど、年代もまったく違うので…本当に残念です!
◆お互いの印象はいかがでしたか。
池谷アナ:もうずっとテレビの中で見ていた方だったので、「本当にいるんだ!」と思いました! CGではないですが、レジェンドすぎて。でも実際にご一緒させていただくと、「こんなに目を合わせてくださるんだ!」と驚きました。今は目を合わせていただくだけですごく心が温かくなりますし、仲間に入れていただけていることが嬉しいですね。
木梨:おじさん(僕)が張り切りすぎると、良いタイミングで止めてくれたり、ツッコんでくれたりするんですよ(笑)。初めて一緒に撮影しましたが、すごく助かっています。
◆木梨さんが思う、“オーディション番組の良さ”は何でしょうか。
木梨:オーディションは、“自分たちをアピールする最大の発表会”だと思います。そういう番組に出られるということは、大衆に自分の魅力を発信する機会をもらえることだと思います。僕も、ダメだった時の「くそ~チキショー!」という思いを味わったこともありますが、そこから「頑張るぞ!」という気持ちになったこともあったので。
出演しているプロの方からの助言も、オーディション番組ならではの良さなのではと思います。僕は今、歌手なんかもやらせていただいていますが、当時は「どうやって表現したらみんなまで届くのか」などを北島三郎さんに聞いたりしていました。「木梨~、Aメロは優しく入れ~」「サビまでためろよ~」とか(笑)。宇崎竜童さんにも「強く歌うな」と同じようなことを言われたりしましたし。アドバイスを頂いたりすることはこの年代でも続いていると思うので、助言を無条件でいただけるのはオーディション番組ならではの良さだなと思います。
◆『Dreamer Z』をどんなオーディション番組にしたいですか。
木梨:審査をする人が固定じゃなくて、若い人たちだったり、僕の知り合いのミュージシャンの方だったりするのもいいかなと思います。きっと僕と同じように、若い原石を見たい人もたくさんいると思うんですよ。だから、今度は自分の知り合いを勝手に連れてくることにします!(笑)AIちゃんやフミヤ(藤井フミヤ)とか、プロたちが聞いた時にどう感じるのかも聞いてみたいですね。
◆昨今、YouTubeやTikTokなどのSNSでスターが誕生していますが、テレビでスターを誕生させることにはどう思いますか?
木梨:現代の様に、自分の発信できる場所がたくさんあるのは良いことだと思います。その中でテレビだったり、SNSだったり、“見たいもの”を選ぶのは視聴者の方で。でも、今日聞くところによると、この番組はTikTokやYouTubeで人気の子もたくさん来ているらしいですよ! だから、楽しみで仕方ないですね! 他にも、弾き語りなんかもあるらしく…今僕は、ただの視聴者みたいになって楽しんでいます(笑)。
◆番組では夢を見る若者が多く登場しますが、木梨さんの“夢をかなえる秘訣”を教えてください。
木梨:えっと…、最終的にあいさつだけできれば!(笑)でも、これは大事ですからね~(笑)。それと、「どれだけ自分の思いを、発表する場所で届けられるか」も大事だと思います。落ちた人も、今回は無理でも頑張っている姿は必ず誰かが見ているので、もしかしたらどこかでチャンスが広がる可能性もあるかもしれない。僕も人のつながりでいろんな番組に出させてもらった経験があるので分かります。なので、オーディションに挑戦する人は、“どなたかが見ている”という、そんな意識をもって臨んでいただけたらなと思います。
◆では、ご自身の“芸能界を生き抜く秘訣”も教えてください。
木梨:…あいさつだけちゃんとしてれば!(笑)あと、これは秘訣というか…当たり前のことなのですが、周りに感謝すること。僕も個人ではいろいろな仕事をしていますが、大衆に届ける時は、横にいる仲間やチームが動いてくれているのでそういう方たちが動いてくれていることが大切なんだなと思っています。そういう周りの助けがあって、「自分も今までやってこられたのだな」と、常に思うようにしています。
◆最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。
木梨:これから若いアーティストがこの番組から生まれてくると思うので、初回から現場にいれるということを非常に喜んでおります。自分も楽しみつつも、一からやり直すつもりで勉強して頑張っていきたいと思っています。おじさんですが、“おじさん代表”として若い世代を見守りたいと思います! 『Dreamer Z』応援をよろしくお願いいたします!
PROFILE
●きなし・のりたけ…1962年3月9日生まれ。東京都出身。お笑いコンビ「とんねるず」メンバーで、相方は石橋貴明。
●いけたに・みゆ…1996年9月18日生まれ。静岡県出身。2019年4月にテレビ東京にアナウンサーとして入社。趣味は「宝塚を観にいくこと」。
番組情報
『~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z』
テレビ東京系
2021年10月24日(日)スタート
毎週日曜 後9・00~9・54
<出演>
MC:木梨憲武、池谷実悠(テレビ東京アナウンサー)
<TikTok弾き語りシンガー ドラマ主題歌オーディション審査員>
りりあ。、ローカルカンピオーネ、おしら
【10月24日初回放送ゲスト】
EXILE HIRO、EXILE NAOTO
【TikTok弾き語りシンガー ドラマ主題歌オーディション】
ゲストMC:近藤春菜(ハリセンボン)
【11月7日第2回放送ゲスト】
EXILE NAOTO、ELLY
【TikTok弾き語りシンガー ドラマ主題歌オーディション】
ゲストMC:近藤春菜(ハリセンボン)
プロデューサー:伊藤隆行、星俊一
公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/dreamer_z/
Twitter:@tx_dreamerz
Instagram:tx_dreamerz
TikTok:@tx_dreamerz
©テレビ東京
●text/緒方ななみ