sajiインタビュー「『SHAMAN KING』の世界観を表現した歌詞にも注目して聴いていただけたら」

特集・インタビュー
2021年10月27日

◆「ハヅキ」のMVには、『仮面ライダーセイバー』での活躍が記憶に新しい、内藤秀一郎さんと川津明日香さんが出演されています。お2人の印象はいかがでしたか?

ヨシダ:今まで僕たちのMVは男性と女性が対になる形で出演していただくことが多かったのですが、初対面の方同士ということもあったりして、恋人の設定の時なんかはきっと苦労されたこともあったんじゃないかなと思うんです。ただ、今回に関しては『仮面ライダーセイバー』での共演もあったということで、もうあうんの呼吸というか。

◆その関係性が存分に発揮されていたわけですね。

ヨシダ:はい。表情や雰囲気がすごく自然で、本物の恋人同士のワンシーンを見ているかのような感覚になりました。本当にすてきだなぁと。

ヤマザキ:ね。さわやかでした!

ユタニ:オフの時もウエルカムな感じを出してくださっていたので接しやすかったですし、撮影現場の空気感もとても柔らかくてやりやすかったですね。

◆そんなMVはどんなテイストになったのでしょうか。

ヨシダ:このMVの主役はお2人なので、僕らはそこに実態はあるけれど、シルエットだけが見えているというようなニュアンスになっています。彼女という大切な存在を失った男の子が、映画を再生するかのようにかつての幸せな日常を思い出しながら感傷に浸っているというか。初めて男性目線から楽曲を描いています。

◆8月には1年8か月ぶりにライブを行い、その後も各々がイベントにご出演されるなど、今後の活動も楽しみなsajiさんですが、ライブにおける強みを教えてください。

ユタニ:他ではあまり見ないようなエンターテインメント性というか、お客さんを巻き込む感じのセクションを作るようにしていて。僕らが何かを伝えるだけでなくて、共有しよう、一緒にライブをしようという思いがありますね。

ヨシダ:そうだね。曲の途中でユタニがソリに乗って移動したり、段ボールで作った車に乗って客席の向こう側に消えていったりして。

一同:(笑)。

ヨシダ:フロアに降りてお客さんと一緒に踊ったりとか、僕らのような雰囲気のバンドがあまりやらないようなことをやっていましたね(笑)。今はこういうご時世なので難しいと思うんですが…。

ユタニ:でも、何かまた新しいことを見つけていけたらいいよね。

ヨシダ:それこそ、空を飛ぶとかはいいんじゃない?

ユタニ:うーん、現実的ではないけど(笑)。楽しそうだね(笑)。

ヨシダ:でも、歌をがっつりと聴けるセクションも必ず作っているので、もちろん僕らのパフォーマンスというのも存分に楽しんでいただけると思います。

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