◆向井さんは「本国の主題歌とは違ったアプローチを意識して作った」とコメントを出されていましたが、具体的にはどのような部分でしょうか?
向井:本国の主題歌は、映画のストーリーやあらすじを説明しているようなリリックだったんですよ。アーティストのテンション感も映画に合わせて勢いがあって、HAPPYなパーティーというイメージでした。本国の主題歌と同じテンションで制作することもできたとは思うんですが、せっかく僕とJUVENILEさんでやらせていただくなら、少し違うアプローチがしたかったんです。なので、自分の音楽性も取り込むという部分を意識して制作しています。
◆映画の世界観を表現しつつも、JUVENILEさんや向井さんの色をそこに乗せていると。
JUVENILE:そうですね、そこは自由に制作させていただきました。それを認めて下さったのは、日本の配給会社さんや中国の制作側の方々の優しさですよね。
向井:確かに。
JUVENILE:「映画に寄り添ってください」という感じのご要望をいただいていたらもちろん従っていましたが、今回は好きにやらせていただいて。また新しい価値観を作れたような気がしていますし、この曲を「良いですね!」と褒めても下さったので本当に感謝しています。
向井:かなり自由度が高かったですよね。曲も歌詞も、全てに納得して完成することができました。
◆「唐人街探偵 NEW YORK MISSION」を観られて、受けた印象はいかがでしたか?
JUVENILE:一言で言うと、規模感が壮大だなぁと(笑)。良い意味でくだらないなぁと思う部分もあったんですが、何も考えずにただただ楽しめましたね。
向井:観終わった後は爽快感がMAXでした! ビジュアルもストーリー展開もとても僕好みでしたね。
◆本作には「ニューヨークを笑いで包囲!」というキャッチコピーが付いていますが、お2人が最近笑った出来事があれば教えてください。
向井:すごくくだらないんですが(笑)、最近マネージャーさんと仕事の合間にカフェに行って、瓶で出てくる飲み物を注文したんです。そしたら、店員さんが瓶に入った飲み物のほかにお水と空のコップも出してくださったんですが、僕は何を思ったのか、瓶の飲み物をまさかのお水が入っているコップに注いでしまって…(笑)。
◆それは笑えるというか、悲しくもありますね(笑)。
向井:空のコップの方は、瓶のフタを入れるものだとなぜか思い込んでいたみたいです。その時は薄く味の付いたお水を飲む羽目になってしまったんですが、そういう小さいミスみたいなのをよくしてしまいますね(笑)。
JUVENILE:(笑)。僕は最近コロナウイルスのワクチンを打って、副作用で寝込んでいた時があって。その時、ベッドサイドにコップに入れた水を置いていたんですが、横着して寝たまま飲もうとしたんです(笑)。でも、熱が出て意識が朦朧としていたのもあって、どっちの方向にコップを傾けたら水が飲めるのか分からなくなってしまって…。